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The road not taken [Documentaly]

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帰国してから時差が全く取れず、昼夜が逆転し変な時間に眠り起きていた

日中も夜中もただ黙って座っているだけ

まるで引きこもりのように気力が起きず、
ようやくこれは26日間の旅の疲れなのかと気づいた頃

10日以上も経って流石に自分でもおかしいと感じはじめ、GWに入って友人に助けを求めた

昨日は友人に連れられ、旧古河庭園の薔薇祭から、六義園を経て小石川植物園へ行くことになった
みどりの日、は3ヶ所ともまさかの無料公開

昼前に少しだけ自分の今後について話した
今後どうするのか

が、どれだけ自分自身に言い聞かせていても
結局のところ今後の仕事については堂々巡り
誰かに話したところで
自分の進路を決めるのは自分
と薄々気づいていた

この頃には昼食を終え、午後の光が眩しすぎて、すでに万歩計は1万歩以上を超えていた

植物園の入り口が分からずにかなりの遠回りになり、ちょっと苛立ちを覚えていた
というより、自分自身の優柔不断さ、不甲斐なさに苛立っていたのかも

園内に入りソテツが見え、ニュートンの林檎の木が見え、そして少しずつ木々が増えていった
ここは一旦何なんだろう…

温室やピクニック気分の人々を横目に園内の奥へ奥へと進んで行く

どんどん森が深くなり太陽を遮り、影が深く濃くなっていく
まるで田舎の森の中に入り込んで行ったような気分になる

友人は先を進み、まるで道なき道を行くようだ
後ろから追いかける自分は思わず呟いていた

この感じは…まるでロバート•フロストの詩の一つ、選ばなかった道のよう

Two roads diverged in a wood, and I—
I took the one less traveled by,
And that has made all the difference.The road not taken

二つの道が森で分かれていた
私はー 
私は踏み荒らされていない方の道を選んだ
そしてそれは大きな違いをもたらした
選ばなかった道

映画「今を生きる」で散々読み漁った詩

もしかしたら私が目指すのは、誰も歩かない道なのかも

Jobsのスピーチにもある

They somehow already know what you truly want to become.
あなた方の心や直感は、自分が本当は何をしたいのかもう知っているはず。




本当にそうだったらいいな
と思う
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Breath [Documentaly]

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昨日airbnbのホストに誘われて、近所のガーデニング、というよりボランティアで行っている家庭菜園に行ってみた

たぶん30代の女性が中心になって、若い世代の女性達が1週間分の家庭菜園の手入れを手伝っていた


私はまずカタツムリ除去から[わーい(嬉しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]簡単な水やり(植物や土がお水を沢山飲めるように水を与えてね)から、萎れかけている菜の花を引っこ抜いて堆肥にしたり、タイムに張り付いている雑草を引っこ抜いたり、ミミズと石が混ざった土を篩にかけたりと分かる範囲でお手伝いをした


ここに来ている人達はお互い顔を見かけたことがあったり初めて会う人だったり、それぞれお互いの紹介ついでに共同作業を行っている

土地管理のない場所を探して沢山の野菜やハーブを育て、皆で手入れをする代わりに、旬の野菜やハーブを持ち帰ることが出来る


今回は木工グループが角で活動を行っていたのでおやつタイムに招待して、彼らのお菓子と彼女らの家庭菜園でその場で採れたミントをお茶に、ワイルドガーリックやその他ハーブを切り刻んでオリーブオイルで和えたものを自家製パンにつけて食べることに


総勢10人越えていたけど、地元の人達はすぐに打ち解ける。ホントこっちの人ってお話好きだし、よく歩く。家庭菜園の後も公園や川沿いに人が沢山歩いていた


軽食後片付けをして、私は帰ることにしたけど、airbnbのホストが最後に豆の種を蒔くのを手伝わせてくれた

何か種を撒く、ってことは自分自身の中()に新しい何かを作ることだね、と

英語だから全て分かった訳ではないけど

そんな意味を話してくれたんだと思う


彼女は宿に着いた時から、この旅の目的をちゃんと理解していて、私に合った場所を推薦してくれる

ルイボス茶はとっても身体に合ってるし、近所の現地人で溢れる活気あるカフェや、近所の人達と交流の場を設けてくれ、近所の公園や近くの川沿いルートを教えてくれる


旅の最後に気持ち的にゆっくりすることが出来た

短い時間だったけど、個人的な話をホストと話して、まるで小さなセラピーセッションを受けているようだった

長い長い川沿いを歩いて自分の考えを纏めてみる

たまにお日様にあたる川面を見ながら


ロンドンの現地の人々が育てる家庭菜園で豆の種を植える

自分が植えたものに生命が宿る

太陽、風、土、水などに支えられて


植物に水を撒く時、土や植物が水を吸い込めるように

豆を土に埋める時、太陽の光を浴びて芽が出やすいように柔らかく埋める


人間が息できるように、旅は息抜きであり、息を深く吸う場所だ

自分の深い部分とコネクトするためには全身の力を抜いてみること

ただ流れに身を任せるんじゃなくて、自分の中にある五感に語らせること


自分自身を蔑ろにしてきたこの何十年

初めて自分を大切にして、自分自身に質問を問いかけた旅だった

自分が本当に何を欲していて、何処に行きたくて、誰に会いたくて、自分の欲望に忠実だった

殻に閉じこもるんじゃなくて、自分を解放して、新しい空気を身体に取り込んでみる


そうすることで私の中の小さな種が土壌や空気や、太陽の光や、沢山の水を飲んでスクスク育つんじゃないかな


さて、そろそろお別れです

空港へ向かう準備をしないと


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Best decision that I've ever done [Documentaly]

今朝、下唇に痺れが出た

さすがに身体に疲れが出たか

というより毎日よく精力的に出かけたなぁ


今日、明日と実は予定がない

毎日歩き回ったくせに何もないとなると、途端に不安になる

せっかくだから何か予定を入れなきゃ、とも思う、ただ天気悪そう


これはロンドンへの電車の中で書いてる

車掌と乗客とのやりとりも、もはや懐かしい

この旅初めてのスタバ(カップに記載の名前間違えられてる

いつもCostaNeroだったからメニューを忘れてしまった(苦笑


まだ旅を振り返るには早いかもしれないが、今年始めの目標に仕事をしてる間には出来なかった2週間以上の長い旅をしたい、という願いは叶えた

小さなスーツケースとリュックでイギリスとアイルランドを周った


大好きなドラマや映画のロケ地を巡り、長年行きたかった場所にも行けた

好きな俳優さんの芝居も観ることが出来た

他の人から見ればいやもう他の人のことは関係ない

自分のしたいことを優先、自分の愛することをする

こんな心豊かな贅沢な旅したことなかった


ほんの1ヶ月前に来ることを決めて1週間で手配終えて、3週間ここにいる

人生で最高の決断だったと思う


日本に帰っても私自身で居られるか

自分の心の声を聴き、雑音を惑わされずに居られるか

私自身が幸せと思える環境に居られるか

それは帰ってから考えよう

今はまだ旅の途中、いや夢の途中か



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Journey’s End [Documentaly]

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街と合わない、なんてことがあるのだろうか

自然に囲まれたカントリーサイドや地方都市から都会に来ると途端に息苦しくなる

始発駅を間違えることもないし、窮屈で何もない2つ星ホテルに辟易することもないし、電車で窓から羊や平原、空が見えるとホッとする
大都会ロンドンを出て15分で羊が見えると、私が欲してるのはこんな景色だと気づく

だが、大学都市オックスフォードはどうだろう
3度目の訪問でもこの街はなんだか慣れない

J.R.R.トールキン、C.J.ルイス、L.キャロル、偉大な作家達が暮らした街であり、ドラマEndeavor Morseの街

どうもこの街とは相性が良くない気がする
たまたま良くない思い出が前後にあるだけだろうか
アカデミックな街、大学や図書館だらけの街
一度ハマったらとことんまで調べる私に合ってる(?)はずなのに…

つい先日初めて訪れたヨークは、城壁に囲まれ中世の雰囲気を醸し出しているが、ヨークシャームーア国立公園内の小さな街は牧歌的で、ローカルの店や近所みんなが知り合いのようなまるで50-60年代のドラマのようだ

でもそんな暮らしは外から見るだけなら素敵にみえる
実際は何マイルも離れた学校に通い、ネットも繋がりにくい環境で、若い人達はTVや映画でみた都会へ出て行きたくてしょうがないだろ、かつての私のように

一体どんな街が私に合う街なんだろう

…とここまで書いてみたものの、オックスフォードにも心くすぐられる場所があることに気づく
やはりどんな街にも少なからず魅力(と言えるかどうか、私の場合はロケ地だけど)はある

今回の旅では地方が多く、子羊を沢山見たが緑が美しい季節だったし、また私にしては珍しく海も多かった

旅の目的だったドラマNormal Peopleのロケ地(主人公達が暮らす海辺のロケ地が素敵だった)
何よりドラマの世界を取り巻く色んなもの(広い意味でのアイルランドという国)に触れられたおかげで何十倍も満足度が高い

とはいえ、海といえば旅の最初の方で訪れたアラン諸島、あの荒々しさと削ぎ落とされた島のシンプルさが印象深いし、嵐のモハー断崖も忘れがたい
巨人が作ったジャイアンツ•コーズウェイに、ドラキュラ上陸地の修道院のあるウィットビー、最高の天気に恵まれた数々の映画に登場するセブン•シスターズ

港街ウィットビー以外の観光地は海と強風、石、崖だけ(と時には大雨)の、大自然というにはおこがましいくらい自分の一部が削られそうな景観と体験だった

その場にいるだけで頭が真っ白になり、何も考えられず、むせかえるような潮の匂いと、耳に残る風の音と、強風にあがらって崖の上に立ち、目も開けられないほどの雨を受け、自然とはこんなにも偉大だったのか、とまるで高村光太郎の詩"道程"を彷彿とさせるものだった

今回の旅ほど、旅の土地と自分に集中したことはなかった
普段覗くことのなかった心の奥底をほんの少し垣間見た気がする

もうすぐ旅は終わる
終わりが近づくと感傷的になりがちだ
今日は大地とコネクトしに行く
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Encounter [Documentaly]

また早朝に目が覚める

相変わらずSNSをチェックしてる

SNSを見ると現実に引き戻されて嫌なくせに

反応の悪さは気にしなくなったけど(苦笑

わかる人にだけわかれば良い


朝イチのメール確認で、今日のツアーの集合場所の変更が来ていた。なんとなく昨日集合場所を確認しに行ったら、やたら大型車両が多かったり、警察というか車両撤去がされていたり、何かの撮影かな?と思っていたらまさかのドラマThe Crownの撮影らしい。


昨日、The Castle Howardへ行くバスを待っていたが、時間になってもやって来ない。私の他に3人の女性グループとご夫婦が待っていたがバスが来ず、女性グループはお城がある隣町までのバスを探し、ご夫婦はお城のホットラインへ電話してた。どちらのグループとも話をしたが、旅先で何か不都合があった際、やはり情報交換は助かる。結局、私の予約が一番早かったし、どうしても行きたかったからUberで行くことに。


路線バスだと1時間だが(帰りは路線バスだった)車だと30分で着いた。まず敷地内に入る前に2度、門を通る。間違いではない、門が2つあるのだ。城壁まである。一体この城のデカさは何⁈以前、映画プライドと偏見の舞台チャッツワースハウスも垣根のない広大なお庭と敷地にビックリしたが、こちらはまさに城、と言っても実際は城として使われたことはないらしい。


2度テレビ映画化されたBrideshead Revisitedのロケ地でも有名だが、私にとってはBridgertonのヘイスティング公爵ことサイモンの家。豪華な外観もさることながら、ヴィクトリア女王とアルバート公が宿泊された部屋もあり、入り口のホール上部にあるドームが有名だが1940年の火事で現在のドームは再建されたもの。


各部屋にスタッフがいて説明してくれるのは私が訪れた他の施設も同じだが、何故か今回の場合、スタッフがもの凄い気さくだった。ある部屋の入り口に日本の箪笥というか今でいうキャビネットのような座高の高い入れ物があった。なんと菊の御紋がついてる。思わず見入っているとスタッフが声をかけてきた。


他のスタッフを呼んでくれたがわかっているのは日本が開国後のものであること。対になっていて廊下の反対側にもう一つあるとのこと。行ってみてみるとこちらには徳川の葵の御紋がある。一体この箪笥(なんだろうか)達はなんなんだろう?元々私がこの箪笥が気になったのはパッと見た目日本らしいものだったから。曽祖母が使っていたものに雰囲気が似ていたし。


そうスタッフに説明して、目の前の箪笥の模様について話をしていたら、こっちに住んでいるの?"You're good english"(英語上手いね)とこの旅で何度も言われた台詞を言われた。あまりに何度も言われるので心配になって(苦笑)イギリスのフォロワーさんに聞いてみた。これは本当に褒め言葉として受け取っていいのか?と。


フォロワーさん曰く、本当によく知っている兄弟のような場合揶揄うためにたまに使うことはあるが基本的には褒め言葉。外国語を学び、それを使いこなすことができる人を褒めているんだよ、と。もちろん時と場合にもよるが(イギリス人の場合、皮肉もありうるので、苦笑)素直に受け取っておこう。


今回の旅がこれだけスムーズに行っているのは、やはり自分の英語が以前より格段に良くなってるからスムーズにコミュニケーションが取れてるし(勿論的を得ない会話もある)、交通機関の遅延や、ツアー集合場所の変更などにも対応できている。何より地元の人たちと会話ができるのが嬉しい。(そんなに沢山話してる訳ではないが)


謙遜する必要はない。素直に認めるんだ。英語は世界共通語のひとつ。今回世界中から旅してきた人達と度々ツアーで会うから色んな言語の人達の言葉を耳にする。でもガイドが話すのは英語。どれだけ訛っていようが、みんなガイドの英語を理解して、ちゃんと時間通りに集合してくる。それって凄くないか⁈


その昔、世界は一つの共通語で話されていた。バベルの塔の神話以来、世界の言語はバラバラになったとされている。でも今、英語は世界共通語のひとつ。お互い話が通じ合うってこんなに楽なんだな。英語話者以外の世界中の沢山の人々が英語を学び、話している。


日本という国は英語を話す人に変な偏見があり了見の狭い人々がよくいる。だが外国語を学ぶ人に言いたい。世界に出た時、あなたを理解してくれる人は日本の何千倍もいる。第2言語を学ぶことがどれだけ大変か、わかってくれる人は大勢いる。


全てをわかる必要はない。旅先のほんのちょっとした挨拶だけでも心を通わせた事実に笑顔になれる。この小さな出会い/遭遇が人生を変えるキッカケになるかもしれない。


なんだか話が違う方向に行ってしまったが(苦笑)今自分が住んでいる国とは異なる国へ旅するなら、どんな持ち物より、世界共通語が必要になる。パスポートとコンタクトレスカードと世界共通語()本当これさえあれば生きていける、と実感できる旅だった(まだ終わってない、苦笑)

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Beginning and Ending [Documentaly]

旅も後半。そろそろ疲れが溜まってきた。

昨日の朝もちょっとダルかったけど、結局ツアーに参加して、イギリスにある日本資本のウィスキー/ジン会社(天雀)に勤める女性とお話しする機会があった。


一昨日はたまたま入ったサイレントバレーのクラフト店のスタッフが、日本大好きな息子にメッセージくれない?と日本語で動画を撮ったりした。偶然にも日本が好きとか、日本にゆかりのある人だったり、日本に旅したことがある人達ばかりで日本を悪く言う人には会っていない。


今回の旅は私の今後/将来を決めるかもしれない旅でもあったが今のところまだ結論は出ていない。日本に帰って元の海外旅行の仕事(アウトバウンド)を続けるか、または海外からの客を受け入れるインバウンドにするか、はたまた作家になるか(爆笑)


アイルランドの日本人ガイドさんからも最新情報を教えてもらって、インバウンドの仕事需要がかなりあることは知っていた。昨日のイギリス女性も日本の旅情報はロンリー・プラネット(ガイドブック)からだったし。


作家(苦笑)C.S.Lewisがナルニアを出版したのが52歳の時、という話を聞いたから(単純)

元々サリー・ルーニーの作品Normal Peopleを巡る旅がキッカケでもあったし、沢山の作家が産み出す作品を巡る旅をしながら、日本人ガイドさんが道中こんな話をしてくれた。


言葉の力と桜の話。詳しくは下記を参照してもらうと良いのですが、要約すると桜の色、というと花ばかりを考えるが実は桜の色は桜の木全体が木の中で作り出したもの。桜の花は木の先端にあり、その色の美しさを魅せる一端に過ぎない、と。


http://www.za.ztv.ne.jp/iguchi/monooki/kotobanotikara.html


自分の中()の言葉を外に出す()のは難しいし、それを自分らしく正しく伝えられるかどうかはもっと難しい。私の中にある言葉の渦(まだ言葉かどうかもわからない感情)が表に出て来ることはあるのだろうか。たぶん殆どが消えてしまうだろう。


こんな風にblogに書いている即興のような言葉も、自分の芯から考えられて出てきているものではない。ではどんな言葉を綴れば良いのか。自分の言葉と真摯に向き合うことは出来るのか。


イギリス/アイルランドでも八重桜は沢山見かけた。八重桜は昔から大好きだった。日本ではない場所でも桜は咲く。だがどこで咲こうが桜が咲くシーズンは一年でもほんの短い期間でしかない。その儚い時間だけ桜の木は集中して美しい花を生み出そうとしているのだ。


私の中にある言葉を紡ぎ出す努力をしなければ。それは作品と呼べるものではないただの言葉の並びかもしれない。でもこの旅が終わる時、何かの始まりであって欲しいと心から願う。


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Ireland, I already miss you [Documentaly]

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コネマラ地方の風景


ちょうど1ヶ月前の3月13日、米アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたPaul Mescalを知った。

そこから5日後の3月18日、彼の代表作ともいえるドラマ“Normal People"を見始め、完全に主人公2人に含めた演技に加え、映像美や撮影の構図やカメラのピントの合わせ方、音楽に虜になってしまった。

そして私は今、その舞台となったアイルランドにいる。今日4月13日はSligoという街の近くにある主人公達の育った街を訪れる。既にダブリンやその近郊のロケ地は訪れているからここが最後になる。そして明日には北アイルランドへ。

朝早くに目が覚め、洗濯の乾き具合を気にしながらこれを書いている。いつも自分の人生に何が素敵なことが起きないか、待っていた。でも実際は自分から行動を起こさなければ何も起きはしない。

4月は射手座にとって最高の月!という星占いのお告げに背中を押してもらわなければ、私はここにいなかっただろうし、Paul Mescal本人に出会うことも、ドラマロケ地を巡り幸せに浸ることも、思いがけないアイルランドの人々の優しさに触れる事もなかった。

自分の心の声に耳をすまし、胸に手を当ててよく考え、心を開き、少しずつ氷が溶けていくように、私の頑なな心もほぐれつつある。これが完全に溶け切るか、そのまま残ってしまうのかわからない。旅はまだ続くのだから。

ただ一つ言えることは、この旅は既に私の人生で大きなものになったということ。イギリスのついで(ごめん)だったアイルランドが、これほどまでに心に刻まれるとは。

雨も風も激しく、厳しい自然の中にあるシンプルな美しさ。それはカメラに収まり切るものではない。特にイニシュモア島の360度見渡す限り全てが見渡せる崖の上での開放感。風の冷たさは感じられず、ただただ風が吹いている。私はただその強風の中に吹き飛ばされずに立っているだけ。恐怖よりも好奇心が勝っていった。

気温は10℃以外だったが、シンプルなストロベリー味のアイスクリームも美味しかった。電動自転車のおかげで島を巡り続けることができた。たった1日でサドルの硬さからお尻が痛くなったけど(苦笑)

アイルランドで2番目に多く観光客が訪れるモハーの断崖。生憎の土砂降りだったが、みんな傘もささずに果敢に雨と風に挑んでいく。もちろんお天気が良ければ絶景。だが大雨でもある意味絶景(笑)極端な話、嵐の中での断崖なんて一生あるものではない。ここでも好奇心の勝利(笑)

どんな状況下にあっても考え方次第で楽しくなる。もちろん心に余裕がある場合には。今は出来るだけ心を開いている状態なので、何でも取り込もうとしている。強雨や強風ぐらい平気(苦笑)むしろ幸せな気分だ。日本じゃ体験できないから。

さて、そろそろ出発準備。ダブリンから日本人ガイドさんはもうこちらに向かっているだろうから。では、また。
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Open Mind [Documentaly]

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旅行中の私はその場にいないフォロワーを気にしすぎ
彼らとは時差があり、反応が少ないのは仕方ない
それよりそんなことが気になるの?

自己承認欲求が強いことは認めよう
私は周りを気にしすぎて生きてきた
今更それは変えられないかもしれないが、気にしないようにすることは出来る

自分の好きなことをしてる時に、それらを気にする必要はない…でしょ?

もっと自分を大切に。自分の愛することを大切に
自分を愛そう。自分を可愛くしてあげよう
あなた自身が優しくしないで誰がする?
周囲の目を気にしないで

もしかしたら日本は私にとって生きづらいのかも

大きく新鮮な空気を吸って、心の奥底にある苦しみや悲しみと共に吐き出す
空を見上げて太陽にこんにちは、と話しかけたり
雲が流れる様をただただ見ていたり
牛や馬や羊や鳥に、ハローと手を振ったり
波の音に静かに耳を傾けたり
風と一体になって自転車でブレーキなしに坂を下ってみたり
自分がそれをすることを許してあげよう、子供みたいに
風に吹かれ、雨に打たれ、それでも前に進んでいくんだ

オープンマインドで
全てを受け止めるように
自分の勘を信じよう
五感で感じよう
自分の心と対話しよう
自分を労わろう 
シンプルに

ようやく旅の途中で分かりかけてきた気がする
あどけない空の話

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人生にはおまけが必要
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Danny Boy [Documentaly]



この歌ほど、私の心に刻み込まれた歌はない。

ちょうど5年前の今頃、モンテカルロでピエールに初めて会った日に、彼に予選を観るために交通ストの中タクシーを飛ばして駆けつける中、ラジオでかかっていた歌。

ピエールに会いたくて、この大会前に何度も繰り返し聴いていた歌だったから、思わずタクシーの中で涙が溢れそうになったのを覚えてる。

この歌ほど、アイルランドを代表する歌はないのに、私はすっかり忘れていた。

3月17日。聖パトリックを祝う日にアイルランドの観光局がポストしたアイルランドの歴史。
その背景にこの歌が使われていた。

旅をしていると自分がどこにいるのかわからなく時がある。現実感が薄れ、夢の中を歩いているような感覚になるからだ。だがSNSを見ると現実が迫ってくる。逃げ出したくなる。今、自分は旅の世界に逃げ込んでいるのに。さらにそこからも逃げ出したくなるのだ。

そんな時この歌を聴くことによって正気を保つ。私がこの旅で探しているのは、自分の深い部分。
誰にもわからない、自分さえもわからない、深い暗い泉。いつかその場所に光が当たることはあるのだろうか。

この旅の日程を押し並べてみた時、明日訪れる場所ほど、自分と向き合える場所はないような気がする。
全身の五感を駆使して、全ての感覚を味わう場所。天気が良くないのはわかってる。
でも行かなければ。たとえそこに何もなかったとしても、私がこの歌を口ずさむ時、きっと何かが湧き上がってくると思うから。
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You can't always get what you want at Tokyo Comic Con [Documentaly]

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久しぶりに味わう挫折・・・?
いや欲しいものが手に入らなかっただけ
自分の欲求が満たされなかっただけ
伝えたいことが全て伝えられなかっただけ
自分の描いていた場面が描けなかっただけ

何度もシュミレーションして臨んだ昨日のコミコン
好きな俳優の一人 James McAvoyのサイン会と撮影会

最初にサイン会で、とりあえず自分の伝えたいことを
言い切れなかった(途中でスタッフに遮られた)ことで
それまでの糸が切れてしまったみたい
あと10秒あれば・・・ちゃんと自分が伝えたかったことを
伝えられたのに・・・

直前にJamesことを想って感情と涙が溢れ出そうだったのに
あまりのスタッフの無情さに、全ての感情がストップしてしまった

伝えたかったのは、
Hello, James 会えて感激しています
あなたからたくさんのインスピレーションを貰えてます
仕事がなくなって何か新しいことを
始めようと思った時にあなたが来ることを知って初めてコミコンに来ました
(伝えられたのはここまで)
編み物も初めてしたし(映画ナルニア国物語の)Mr.Tamnusがあなたを見た最初の映画で、
(British Bake Offを見て)Star BakerのあなたのようになりたくてBaking Lessonも受けるつもり
(と伝えたかった)

後から振り返ると、私のあとJamesは200人以上のファンの対応をしていた
なので一人一人に割ける時間やJamesの体力を考えるとスタッフの対応は
納得せざる得ない、というかそう自分に無理やり言い聞かせた
(だってまだ初日の初回だったから、この後彼は毎日3つの撮影会と4つのサイン会を
3日間連続してこなさなくてはいけない。なんという激務!)

だからそのあとの撮影会は一行で伝わるように言葉の内容を考え続けていた
が、Jamesが自分を覚えていてくれたことで舞い上がってしまい
挙句の果てマスクをつけたまま撮影してしまった!
(Jamesがもう1回撮り直す?って言ってくれたので無事再撮影)
なので何も言えずに終わってしまったこと
スコットランド出身の彼にあわせて、この日はタータンチェックの
青のワンピースと白シャツ、そしてタムナスさんの赤いマフラーだったのに・・・

8日間かけて編み続けたマフラーはこの日の撮影会のためのもの
それをちゃんと伝えたかった、私のMr.Tamunusに・・・

前夜興奮して2時間しか眠れなかったのと
2時間半ずっと立ちっぱなしで足が限界だったのと
張り詰めた気持ちが最初のサイン会で萎えてしまったため
もう悲しすぎて何も楽しめずにコミコン会場を後にした

何でこんなことに・・・暗い気持ちは夜に友人たちと
話してもぬぐえず。今朝になっても気分は沈みがちだった

Twitter内に溢れるファンとMcAvoyとの触れ合いや
歓喜のエピソードを読んでると辛い・・・

このようなモヤモヤは自分なりに折り合いをつけなければいけない
常に自分はそうしてきたけど、落ち込むんだな、これが

Adamとのミーグリもそうだったし、好きな選手に会えなかった時や
すれ違い続けた時もそうだった。他の人は知らないが、
自分なりにこだわりがあり、それが達成できなかった時の
辛く、悲しい感情は体中をかけめぐり、脳からしばらく離れないのである

この感情を表現し癒してくれる言葉を求め、Rolling Stonesの歌にたどり着いた
その動画の中でMickが歌詞をアレンジして歌っていた

You can't always satisfy your greed(いつも自分の欲が満たされるとは限らない)

そうだね。すべては自己満足の世界
You can’t always get what you want(いつも欲しいものが手に入るとは限らない)

元の歌詞より、アレンジのほうが自分の感情には合う
欲が満たされなかったってことが私には痛手なのだ
自分の感情に素直になろうぜ
書き出す(吐き出す)ことで自分の気持ちを整理しようぜ

今回のコミコンのエピソードとしては

・特大ポスターにもらったサインは大胆にもデカデカと書かれた自分の名前
(何故かZが誇張されてる)
・その下にLots of Loveのメッセージ
・私のスピーチはスタッフに遮られたものの
(Jamesも え、そうなの?終わり?って感じのジェスチャーだった)
(仕事をクビになったは聞こえていたので)
最後にちゃんとJamesは私の目を見て優しい表情で言ってくれた Hey, Good Luck!(幸運を)と

その優しさに心から感謝だよ
それに写真撮影も撮り直しを言ってくれたのはJamesだし
私が伝えたかった気持ち、Jamesに伝わっているといいな

Stonesの歌もこう終わる

But if you try sometimes you just might find
You get what you need

でも試してみれば、見つかるかも
君に必要なものが

Good Luck!自分!
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