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Спасибо [Documentaly]


勝手にシャーロックシャツと名付けている、お気に入りの紺色のシャツがある。

つい1週間前仕事で、カザフスタンに行き、このシャツを着ていったところ、シャーロック シーズン1の最終話を彷彿とさせる、緊張と混乱、そしてまさかのクリフハンガー。

シャーロックって名付けたあたしがいけないのか?

実は最終的には腹を括るしかない、と覚悟を決めてたけど、最後の最後に、誰かのチカラで助けてもらった。

終わり良ければ、ではないが無事、仕事が終わってホッとしてる。

ホッとしたのか、疲れか、プレッシャーか、ここ数日気分が上がらない。帰国直後、仕事上でかなりガッカリしたことがあり、それが少なからず影響しているのかも。

とは言うものの、カザフスタンでの思い出は決して悪いものではない。いや、むしろ濃すぎて拭いきれないほど。

今回のカザフスタンで忘れられない出来事がある。(1泊3日の弾丸ツアーだったにも関わらず)現地の人達と、ほんの少しだけ触れ合う機会があった。

まず、市内観光の昼食。ユルタと呼ばれる伝統的な遊牧民の住居で、レストランスタッフが、紅茶を入れてくれたのだが、これが旧ソ連領特有の旧式熱湯ポットを使っていて、なかなか面白かった。こちらの茶葉はほとんど胡麻ぐらい粒が小さいものだった。

みんなが紅茶をおかわりする度に、すぐに日本語を覚えたレストランスタッフに、お互いの国の言葉でカップや皿、ミルクを言いあうと、響きが似てることがわかる。大陸って繋がってるんだなぁ、と感じてしまった。生まれて初めてのスパシーバを言う。

でも1番はアイスショーだな。2回目のアイスショー。座席で、おばあちゃんが私が座ってる席の前で、自分の席だ、と主張した時、斜め後ろにいた濃い目の化粧の、見るからにパンク系のロシア女性達が、おばあちゃんにセクションが違うわよ!と言ってくれたこと。ちょっと恥ずかし目のスパシーバ。

次に何故かVIP席でもない一般席で、スタッフが有料のプログラムを無料で配り始めた。貰えるものはもらっておこう、とスタッフに手を挙げたものの、スルーされガックリしてたら、前の席のティーンで金髪のアメリカ人っぽい風貌の女の子達が、余ったプログラムをくれた。2回目のスパシーバ!

3回目は女子トイレを探して彷徨っていた私を、ロシア語ではなく、英語で助けてくれた黒髪アジア系の青年スタッフに、スパシーバ!
因みに全然関係ないけど、私は顔立ちがロシアか、東欧系とよく言われる、だからと言う訳ではないけど、孫と娘と一緒に来ていた隣のおばちゃんにロシア語かカザフスタン語で沢山話しかけられたw 私は適当なロシア語の相づちとゼスチャーで交わしたけどw

カザフスタンは旧ソ連ではあるが、モンゴルや中国は隣だから、モンゴロイドも多い。ただアイスショーの観客達を見ると、不思議なハイブリッド血統がある気がする。

話は戻って最後、極めつけは、仕事で日本語の看板を掲げて待ってた時、アジア系の4人組の家族が目の前に立ち、青年が片言の日本語で、話しかけてきた時、まさかカザフスタンの人が日本語を話すとは思わなかったので、思わずグッと胸熱になった。仕事中だから流石に泣かなかったけど。

今回は一般的には英語が通じない、ロシア語圏で、ミネラルウォーター1本買うにも、ロシア語会話集出す始末だったけど、言葉が通じなくても、気持ちは通うのね!ってことをたっぷり実感した。

早朝にホテル周辺を散歩したときに感じた、英語が通じない異国に来たんだ〜と身震いがした。これは久しぶりの感覚だなぁ。仕事じゃなかったら、感激の涙溢れてるけど。

日程的にも身体的にもキツかったけど、ほんの数時間だけでも、現地の人達と触れ合えて、また助けて貰えて、嬉しかった。

これもまた神様の思し召し。

アイスショーも素晴らしかったけど、観客も、スタッフも素晴らしかった。おかげでカザフスタンは忘れられない国になりました。

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