Breath [Documentaly]
昨日airbnbのホストに誘われて、近所のガーデニング、というよりボランティアで行っている家庭菜園に行ってみた
たぶん30代の女性が中心になって、若い世代の女性達が1週間分の家庭菜園の手入れを手伝っていた
私はまずカタツムリ除去から簡単な水やり(植物や土がお水を沢山飲めるように水を与えてね)から、萎れかけている菜の花を引っこ抜いて堆肥にしたり、タイムに張り付いている雑草を引っこ抜いたり、ミミズと石が混ざった土を篩にかけたり…と分かる範囲でお手伝いをした
ここに来ている人達はお互い顔を見かけたことがあったり初めて会う人だったり、それぞれお互いの紹介ついでに共同作業を行っている
土地管理のない場所を探して沢山の野菜やハーブを育て、皆で手入れをする代わりに、旬の野菜やハーブを持ち帰ることが出来る
今回は木工グループが角で活動を行っていたのでおやつタイムに招待して、彼らのお菓子と彼女らの家庭菜園でその場で採れたミントをお茶に、ワイルドガーリックやその他ハーブを切り刻んでオリーブオイルで和えたものを自家製パンにつけて食べることに
総勢10人越えていたけど、地元の人達はすぐに打ち解ける。ホントこっちの人ってお話好きだし、よく歩く。家庭菜園の後も公園や川沿いに人が沢山歩いていた
軽食後片付けをして、私は帰ることにしたけど、airbnbのホストが最後に豆の種を蒔くのを手伝わせてくれた
何か種を撒く、ってことは自分自身の中(土)に新しい何かを作ることだね、と
英語だから全て分かった訳ではないけど
そんな意味を話してくれたんだと思う
彼女は宿に着いた時から、この旅の目的をちゃんと理解していて、私に合った場所を推薦してくれる
ルイボス茶はとっても身体に合ってるし、近所の現地人で溢れる活気あるカフェや、近所の人達と交流の場を設けてくれ、近所の公園や近くの川沿いルートを教えてくれる
旅の最後に気持ち的にゆっくりすることが出来た
短い時間だったけど、個人的な話をホストと話して、まるで小さなセラピーセッションを受けているようだった
長い長い川沿いを歩いて自分の考えを纏めてみる
たまにお日様にあたる川面を見ながら
ロンドンの現地の人々が育てる家庭菜園で豆の種を植える
自分が植えたものに生命が宿る
太陽、風、土、水などに支えられて
植物に水を撒く時、土や植物が水を吸い込めるように
豆を土に埋める時、太陽の光を浴びて芽が出やすいように柔らかく埋める
人間が息できるように、旅は息抜きであり、息を深く吸う場所だ
自分の深い部分とコネクトするためには全身の力を抜いてみること
ただ流れに身を任せるんじゃなくて、自分の中にある五感に語らせること
自分自身を蔑ろにしてきたこの何十年
初めて自分を大切にして、自分自身に質問を問いかけた旅だった
自分が本当に何を欲していて、何処に行きたくて、誰に会いたくて、自分の欲望に忠実だった
殻に閉じこもるんじゃなくて、自分を解放して、新しい空気を身体に取り込んでみる
そうすることで私の中の小さな種が土壌や空気や、太陽の光や、沢山の水を飲んでスクスク育つんじゃないかな
さて、そろそろお別れです
空港へ向かう準備をしないと
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