SSブログ

4starsの舞台 [4STARS]

初めてその舞台を目にした時は、真っ黒な闇の中に高さの異なるブースが、むき出しの黒の鉄骨で支えられていて、そこにオーケストラが配置されて、また電光掲示板が斜めになって上からぶら下がり、赤い4starsの文字が流れていた。

一目見て、カッコいいー!まるで、ミュージカル"Company"の舞台みたいだ!って思ってたら、後で読んだ、演出家のダニエル・カトナーのインタビューで、実際に"Company"初演の舞台をイメージして作ったらしい!(私は最近のトニー賞でしか舞台は見てないけどw)

舞台上に、ほんの少しだけ段差のあるステージの一部があり(←この意味が最後までわかんなかったw)オケの両脇にも一人用のバルコニーみたいな舞台があった。

今回のショーを指揮するのは、音楽ディレクターのフレッド・ラッセン。ステージ左手のグランドピアノを前に、ジャジーで美しい音色を紡ぎ出す。実際に会ったフレッドは、メガネの気のいいお兄ちゃん!凄く気さくな方でした!twitterでもお返事くれたし。

で、今回は袖の他にゲートのようなものが中央と右手にあり、そこから歌い手が登場する時の、バックライティングが、ゾクゾクした!もう、オペラ座なんて、マジで怪人の亡霊か!っ思った。

今回の舞台、私はいろんな角度から見る機会があり(上から下からw)特にライティング(照明)に関しては、素晴らしかった!

普段なら、ライティングなんて気にしないのに、今回に限っては、歌に適した、歌い手を引き立たせ、場面に合ったライティングがあったからこそ、感動が何倍にも膨らんだと思う!

演出や、アレンジも凄かったが、私が一番最初に感動したのは、このライティングだったもの!

Act1:オープニングナンバー、Chicagoからの"All that Jazz"のミラーボール、南太平洋からの"魅惑の宵"での美しい夜の青。

Act2:レミゼの序奏での革命を予感させる、せり上がるライト、と"Bring Him Home"での夜空、ミス・サイゴン"命をあげよう"のこれからキムの身に何かが起こるような真っ赤なライト。

そして、秀逸だったのが、Last Five Yearsでの、"Still Hurting" 。この二人芝居では、キャシーが窓辺で、ジェイミーを思うシーンに、本当に窓から差し込む夕景の光のように、床には窓枠の影が見え、回想側のジェイミーは、ブルーの四角い淡い光の中に、まるで色褪せた写真みたいに。

とにかく、本当に素晴らしい舞台セットと照明だったのですよ!

って、また本題に入る前に、セットの話かよw って思わないでくださいね。

本題に入っちゃうと、止まらないのは分かっているし、泣いちゃうだろうし、もう少し、4starsの世界に浸らせてw

終わってしまった… [4STARS]

終わってしまったとは信じられない。あれから6時間。

6月中旬から毎週末、東京、大阪含めて6回見に行った、4stars

この2週間弱。寝ても覚めても、頭の中には4starsの歌が流れていた。昨夜も興奮して眠れず。

彼らの歌声を思い出す度に、(歌を習ってる自分としては)我慢しきれず、残業後カラオケに行ったほど。

こんなに強烈な印象を与えるショーだとは!

何度も書くけど、この信じられない面子!ひとりだけでも凄いのに、世界的に有名な歌い手が3人も!

まず、ミス・サイゴンのオリジナルキャストのリア・サロンガ。10周年と25周年のレミゼにも、エポニーヌとフォンティーヌで出演。ディズニー映画、ムーランや、アラジンのジャスミンの歌声も彼女。彼女の歌声がどれほど凄いかを思い知らされた。なんて、安定してる声!聴いてるこちらまで、心が安定してくる!

城田優君。ただひとりの日本人キャスト。かなりのプレッシャーはあったと思いますが、オープニングナイトに比べると、格段に成長していってるのが、よくわかる。秀逸はPhantomや、エリザベートのトート。鬼気迫る表情は、まさに怪人や死神を思い起こさせる!低い声もあってた。

リトル・マーメイドとオペラ座の怪人の続編、Love Never Dieのオリジナルキャストで、25周年のオペラ座でクリスティーヌを演じた、シエラ・ボーゲス。私は25周年のオペラ座が大好きだから、彼女が出演することが決まった瞬間、狂喜乱舞した。彼女の歌声は、特にLa Bohemeのムゼッタのワルツが素晴らしかった!

そして、ラミン・カリムルー。もう説明するまでもない。25周年のファントム。25周年のレミゼ、アンジョルラス。もう、この二つで一気に魂を抜かれた私。彼の歌声には力強さと、優しさ、緩急自在な、幾重もの表情があり、私にとっての憧れの最高の師匠!

この信じられない顔触れが、この日本で、2週間も、滞在し、ショーが行われた。この4人の組み合わせは、もう二度とない!

特にシエラとラミンの25周年ファントムコンビは、二人で演じながら、かの名曲を歌うことはないかもしれない!

もっと奇跡の組み合わせは、ミス・サイゴンの名場面。リア・サロンガ(オリジナルキャスト)とラミン(UK tourキャスト)の組み合わせ!当代随一の声を持つ二人が、キムとクリスを演じることは、もう今世紀にはないだろう。

それほど、貴重で、唯一無二の、奇跡のキャストだったのだ!

それを私は、骨の髄まで堪能させて貰った。これに感謝しなくて、いつする!

もうこれを書いてるだけで泣けてくる。劇中、何度泣いたか、身体が震えたか、息もできないくらい、感動したか。立ち上がれないくらい、魂抜かれたか!

本当に凄いショーだったのだ!

このショーを作りあげた人達や、この奇跡の企画を立ち上げた人達に感謝を。

余りにも書きたいことが多すぎて、前振りだけで終わりますが、ショーについては、また詳しく書きたいと思います。

とりあえず今は、眠ること。

今夜はぐっすり眠れますように。

On My Own [4STARS]

はるばる大阪まで見に来た、4stars

今夜は、ラミンが弾けまくってた!Guys & Dollsでは、踊り苦手なのに、三回転して、おっとっと!ってなっちゃうし。

Reminderでは、力いれ過ぎ?て、肩から下げてたバンドが外れちゃうし。

最後の挨拶で台詞忘れて、顔覆っちゃうし。

本当に楽しい夜だったんです!

来て良かったって!

で、見送りをした後、街灯の灯りが輝く中、思わず歌っちゃった、On My Own

なんだか寂しくて、ひとりでホテルまで歩く道で、エポニーヌの気分でした。

明日は千秋楽。

4starsについては、書き溜めたものがあり過ぎて、思い出が濃すぎて。

とりあえず、今夜は、たこ焼き食べて、ゆっくり寝ます。
タグ:4Stars

Opening Night [4STARS]

昨夜は『4Stars ~One World of Broadway Musicals~』の初日でした。

昨年の秋に知り合いから教えてもらい、ラミンを日本で見れるチャンス!と心待ちにしていた舞台。

半年前から待つなんて、私にしたら初めてのことで、よく待てたな(笑)それは歌を習い続けたことと深い関係があるのかもしれません。

今回の4Starsは、ラミン以外にも、ミス・サイゴンのオリジナルキャストで主役のキムを演じたリア・サロンガと、日本で活躍する城田優が先に決まっており、チケットが発売される直前に、オペラ座の怪人25周年でクリスティーヌを演じた、シエラ・ボーゲスが出演することに!

私個人的には、あの25周年のオペラ座が目の前で見れることに、狂喜し、たぶんだからこそ、待てたのかも。チケット代は、一万円を超える高いものでしたが、出来るだけ見たい!と可能な限り購入しました。

ミュージカルを代表するスター達が、どんな歌を歌ってくれるのか?そして昨夜。その全貌が明らかに。




(多少ネタバレを含んでいます。ご注意ください)






最初、舞台を見た時に、凄く斬新でした。真っ暗な舞台に高さの異なる小さな剥き出しのステージが複数あり、そこにオケが分かれて設置されてました。電光掲示版は固定式が真ん中と、移動型の2種類。

印象としては、大道具を裏から眺めたような、でも真ん中のゲートっぽいのは25周年みたい。楽器が並ぶ感じは、ミュージカルCompanyみたい。

2000円のプログラムを開くと、出演者の紹介の他、曲の紹介と解説が。なんとなくこれは歌うだろうなぁ、と予想出来たものもあったけど、まさかソンドハイムのCompanyの曲があるとはこれはかなり嬉しかった!

二幕に分かれた構成の二幕最後の歌曲がどうかなぁ?と思ったけど、実際聴いてみて、悪くはなかった(笑)←偉そうにw

いよいよ舞台が始まると、いつもと違い、4人の歌手は、自分の歌が終わっても、舞台に残り聴いている、これは凄く嬉しいことだ。本人達は辛いと思うけど(笑)また剥き出しのセットのおかげで、裏から出てくる姿が見えて、これまた嬉しい(笑)

まあ、自分でも想像出来たことだけど、4人舞台に立ってても、ラミンしか見てない自分(笑)露骨すぎるくらい、My eyes fix on him! でした!

やっぱり私はラミンの声が好きなんだ、と思ったのは最初のソロ曲、南太平洋からの曲。映画版の歌は何度か聴いたことがあったから、まさかこの曲で泣くとは思ってなかった。と、いうより最後の伸びのある声にやられた(笑)

次に泣いたのは、まさかのYou'll never walk alone この曲がミュージカルの歌ってのも初めて知ったけど、サッカーのサポーターソングとしての印象が私は強いから、コンフェデ杯の日本代表思い出して泣けた(笑)

そして一幕最後の一連のオペラ座のくだり。ピッチが早過ぎて、感情入れるのが大変だったけど、なんとか最後のMusic of the Nightまでには追いつき、25周年を彷彿とさせる振り付けに、震えまくってました!

15分の休憩はあっ!という間に終わり、第二幕の始まりはレミゼ。ラミンのBring Him Homeを生で聴けました!欲を言えば、最後の音の発声が私好みではなかった←細かくて恐縮w

レミゼのパートでは、あの25周年に出演していたリアとラミンが同じ舞台にいる!ってことに感動してた自分。

また驚きだったのは、それぞれの持ち歌というか、コンセプトとしては複数の国籍、言語を話す才能豊かなスター達として、5カ国の言語で4つの歌を聴かせてくれました。ミュージカルとは関係がなかったから。

そして私にとって一番心を動かされたのは、ミス・サイゴンの下りだった。私自身は舞台を見たことはなく、あらすじだけ知っているのだけど。ラミンのクリスと、リアのキムは、この舞台だから出来た夢の共演!ドラマを切り取ったような演技に、心が震えました!

2時間なんて、あっ!という間でしたが、カーテンコールは、まさかの5回!スタンディングオベーションで迎え、最後の最後のリアの表情が忘れられない。クレイジーとも言える拍手の嵐に、OMG!を連発してた(笑)

素晴らしい舞台だった。次回はちゃんとオペラグラス持参で、ラミンの表情を見届けなきゃ!(笑)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。