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Fought and Lost [Column]

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昨日5月31日がドラマTed Lassoの本当に本当に最終回だった。シーズンが終わるまで待っていたので、シーズン3の全12話を昨日から今日にかけて一気にみた。最後の最後まで泣かされっぱしだった。

実は昨日推しが初戦、試合に敗れ、しばらくの間かける言葉が見つからなかった。故郷のグランドスラム大会、懸ける想いの強さは人一倍だったろう。でも実際現場で観に行った人々からの感想を読んで少しだけ希望が湧いてきて、出来るだけポジティブなメッセージを送ることが出来た。

さっきこの大好きなドラマを全て観終わって、ある曲が耳に残った。Sam RyderのFought & Lost。調べてみたらQueenのBrian Mayも参加してた。[サッカー][テニス]という違いはあれど、勝敗を賭けた戦いではどちらか一方が負けるしかない。応援するファンもまた一喜一憂して、それらの感情を何度も繰り返していく。

Better to have fought and lost
Than never fought at all

[サッカー]はチームや応援するファンのもの、というメッセージを最後に残してドラマは終わる。元気がない時に力をくれたビタミンドラマ。ありがとう。
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Saize the Day [Column]

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Trinity Collegeの八重桜

一夜明けて。昨日はTrinity Collegeのツアーに行ってきた。その前後にダブリンでのドラマロケ地巡り、といっても(自分が選んだ場所)は少ない。コネルのセラピーの場所とマリアンのダブリンでのフラット。その後、運河で一息入れることに。

旅行も10日目。風邪をこじらせてしまった自分としてはちょっと気分的に感傷的になっているのかもしれない。日本から持ってきた風邪薬は終わってしまったし、とにかく寒い…。誰かと話したかった。誰でも良いわけではない。わかってくれる誰かと。

日本は土曜の夜。その内一人と連絡がついた。話始めるとこれまでのことも含めてとめどなく言葉が出てきた。風邪ひいて声がガラガラで鼻声なのに(苦笑)話を聴いてくれてスッキリしたところで体調の悪いことを友人が気にし始めた。荷物も最低限だからセーターとか持ってきてない。薬も切れたのなら何処かで買えないのか。とにかく肺炎になる前になんとかしなさい!と忠言され、電話を切って近くの薬局へ。

化粧品の奥に薬局がある感じで、症状を伝える。今飲んでる薬を伝えると奥から薬剤師?が出てきた。あ、アイリッシュ英語…ここに来た初めて聴いた感がある。風邪の症状の話をしているのに、英語が気になる私は一体(苦笑)5分ぐらい話したところで薬を購入。喉の痛みと寒気、たまに鼻水って言う症状で、うがい薬はまだあるので、一旦喉の痛みに効くものを。

薬局を出て箱を開けると意外なことにドロップ(飴)タイプだった。処方としては強いものだったけど、飲んだらみるみる効く感じが(思い込みって怖い)、その後街へ向かいセーターを探す。ガーデン沿いに歩いて行くとなんとウールのお店が!おおお、もうここじゃないか?

中に入ると女性ものは優しい色合いのセーターが並んでいた。試着してみると首周りがきつい。私の頭がデカいのか?どちらにしても首周りがきついのはしょうがない。脇の辺りもなんか大丈夫かな?いつもに感じと違うんだが…。いずれにせよ、セーターは買わねば、と言うことでお買い上げ(笑)

薬も効いて、セーターも買ってMission Complete な感じで何処かでビールが飲みたくなった。入ったのは一見すると普通のパブだけど、気のせいかオーナーがすごく気を使ってくれるし、せかせかしてない。他のスタッフも話しかけ易い。ギネスを注文して席で待ってると、隣のテーブルに女性3人がいた。ベルファストのタイタニック博物館の話をしてる。会話が耳に入ってくる。あ…ここでもアイリッシュ英語(笑)ようやくアイルランドにいる気分になれた気がした。

たまたまウェイターさんと彼女達の会話(ラグビーかサッカーか)の話が聞こえてきて、思わず笑顔で聴いてたら隣の女性が話しかけてくれた。何処から来たの?と言うたわいのない会話から2人の姉妹と後からくる弟さんと先に来ていた弟さんの彼女の3人だった。上のお姉さんは日本に行ったことがあるらしく、東京、京都、奈良、大阪、広島など周ったよう。

その後、Normal Peopleがキッカケでアイルランドに来ることになった、と言う話をしたら即反応!Paul Mescal ね!とちゃんとわかってくれた(笑)もう嬉しくて、どんどん色んな話を彼女らとした。途中弟さんも一緒になり、彼女たちは夕食までの一杯でパブで待ち合わせをしていたらしい。帰り際、バーテンダーがビールを持って来る。なんと彼女らがギネスビールを奢ってくれた!信じられないくらい良い人達!アイルランドでの滞在を楽しんでね!と笑顔でお別れした。

もうその時点で私は泣きそうになったけど…ここはパブだ。追加でサンドイッチを注文してゆっくり食べた。部屋に帰ってから買ってきたセーターを眺めてみる。白より緑にして良かったな。今朝、そのセーターを早速着てるけど、ラグラン袖に編み目がすごく複雑に入り組んでる感じがする。調べたらアランウーレンミルズ Aran Woollen Millsのものだった。日本にも輸入はしてるみたい。

さてそろそろ時間です。ダブリンを離れゴールウェイへ。電車の駅が郊外なのが気になる(苦笑)けど、今日は移動のみなのでゆっくりできそう。風邪の症状はだいぶ和らいできた感じ。でも今日から天気は下り坂。治りかけが一番肝心だから、慎重に。ではまたね。
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The place where in my heart [Column]

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昨日からアイルランドに来ています。

正直、戸惑っています(苦笑)なので文章もグダグダ。

これまで私はイギリスが大好きで、何かあるとすぐイギリスに結びつけていて、イギリスを旅するのがコロナ後の夢だった。今回の旅はアイルランドのドラマNormal Peopleや俳優さんPaul Mescalがキッカケとはいえ、イギリスのついで(ごめんなさい)行く感じだった。

実際にアイルランドに降り立ち、到着後アイルランドに住む日本人ガイドさんに会い、ドラマや俳優さんの話を聞いたりしてる間は良かった、日本語だったし。昨日、ドラマNormal People のロケ地2ヶ所を巡り、偶然にも高校の中に入ることが出来た(本当にあの掃除のおじさんがゴミを出す一瞬だけだったの、泣。ありがとう!)

でも宿に入りヒーターがつかないトラブルがあり(4時間後に解消)、宿の近くにロケ地2ヶ所あったので歩いて探しに行ってみた時、ちょっと違和感を感じた。なんだろう、この似てるんだけど違う場所(パラレルワールド)にいる、オルタネイトユニバース(並行宇宙)。イギリスのようにパブもあるし、公園もあるし、レンガ色の建物もある、でも時々アイルランドの旗が見えると、あれ?ってなる。私の脳が錯覚を起こしてる。

アイルランド出身俳優さんや作品が沢山ノミネートされた今回のアカデミー賞。賞は獲れなかったけど、これほどまでに認められたことも素晴らしいと思う。でも現実はさらっと流される。アイルランドは今年独立100周年であり、北アイルランド紛争終結は25周年を迎える。これまで日本でもアイルランドは様々な形で取り上げられたはずなのに…私は中々触れることがなかった。隣の国なのにな…なんとなく罪悪感を感じてしまう。

今朝、寒さと疲れ、喉も痛いし、風邪をこじらせ、体調は最悪だったし、気分も上がらなかった。ダブリン郊外のロケ地に行こうとGoogle Mapが示す駅は宿から歩いて30分。アイルランドの交通系カード持ってなかったのでインフォメーションに行ったら隣のSpar を勧められたものの、扱っていないとのこと。もうこの時点で心折れそうになる。

なんとかDART(電車)の駅に着き、南へ下る。今日は曇りのはずなのに何故か晴れている。海沿いを走る列車が気持ち良さげに風を切って走って行く。ドラマのロケ地はダブリンから列車で30分ほどの住宅地だった。周りには何もない。驚くほど住宅以外本当に何もない。

駅から海へ向かって歩くと緑地が見えてくる。主人公の一人マリアンが泣きながら駆け出した緑地。そしてその向こうに遥かに広いラグビー/サッカー場が海のすぐ側に。主人公の一人コネルの家のすぐ近くだ。なんでもない原っぱ。ドラマを見ていない人にとって意味はない。だが近所の人々にとっての憩いの場に違いない。犬の散歩。赤ちゃんとの散歩。子供達と遊ぶ親達。鳥のさえずり。心穏やかな場所だった。

そのすぐ近くにコネルの家があった。個人宅なので外から眺めるだけだったが、玄関のドアや2階の窓や、ドラマの中で色んなシーンがあった。この家を見ていると暖かい気持ちになる。コネルの母ロレーンが暖かく広い心の持ち主であり、彼女の一人息子も心優しい人なのだ。コネルの母が最初に心を砕いてマリアンに接し、コネルも学校以外では唯一まともにマリアンと話しをする。家と学校で疎外感に溢れ、心を固く閉ざしていたマリアンとコネルがお互い惹かれたのは2人とも頭が良く、似てる考えの持ち主だから。本当このドラマ観てると友達って何?って考えさせられる…。

もっとゆっくりしていけば良かったけど、寒かったし、お腹も減ったし(苦笑)
でも間違いなくこの場所がドラマNormal Peopleロケ地でダントツ良かった。心満たされた。
まだ行ってないロケ地もあるけど、この場所は心の中にいつまでも残るだろうな。
ドラマを観たおかげで来れた場所。この場所を知らずに生きて行くことは出来るけど、この場所が心の中にあるおかげで何度でも繰り返し訪れることが出来る特別な場所。

ロケ地巡りやゆかりの地巡りってその人にとってかけがえのない場所だから、誰にも邪魔されない唯一の場所だから。その場に立ってみてどんな感情が湧き起こるのか。私は見つけたよ、素敵な場所を。
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Miracle of April Fool [Column]

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たぶん自分史上最短じゃないか…?
会いたい人に会えたのは。

どこから話そう。

今回の旅のキッカケにもなったドラマ“Normal People"。アイルランドが舞台で主人公2人に共感しまくって、どハマりしたのがつい2週間前の3月18日。

その1週間後、ドラマの舞台アイルランドに行くことに決め、主人公の1人Paul Mescalのロンドンでの舞台チケットも航空券手配と同じ日にした。

そして今日、4月1日。彼の舞台を生で観て、さらに舞台後ステージドアに現れた彼を見る事が出来た。

これがどんだけ凄いことか、言葉では言い表わせない。だって、あり得ないんだもの。

Paulが米アカデミー賞の主演男優賞にノミネート(映画Aftersun)され、3月13日(日本時間)の授賞式のレッドカーペットでの彼があまりに印象的だったので、色々調べたら彼の出世作、ドラマNormal Peopleに行き着いた。

残念ながら3月30日を持って日本での配信は終わってしまったけど、幸運にもまだ配信されてる内にドラマを見終わる事が出来た。30分x12話の計6時間に魅了され、何度も何度も見返して、原作本に脚本まで購入。見事にハマってしまった。

そうなると勢いが止まらなくなって、3年間我慢した海外旅行に行きたくて行きたくてたまらなかった自分のタガが外れてしまい、ドラマを見た2週間後には飛行機に乗っていた。

Paulのロンドンでの舞台、そしてアイルランドでのドラマのロケ地巡り。これが本当にこの旅の重要なものだった。ドラマの中の彼の役は自分の中でシンクロする事が多くて、何故そういう行動をとったのか、何故そんなことを言ったのか、役柄を深いところまで考えることなんて生まれて初めてだった。

だからドラマのロケ地に出向いて、彼らの行動を追い、考えることは、自分の中の深い部分に触れ、今までにない何かを感じる事ができるんじゃないか、単純にそう考えたのだった。

ドラマのロケ地巡りについても逸話がある。
日本語でドラマロケ地の記事(現地では2020年春放送)があり、その時は誰がこの記事を書いたかはあまり気にしなかった。ドラマへの興味からアイルランドを知りたくて図書館でアイルランドについての本を見つけ、すぐにkindleで購入。

その後、実際に行くと決めてからロケ地が首都ダブリンから離れていて、何か良い方法はないかと探していたところ、ダブリン在住の日本人ガイドさんのサイトを見つけた。なんと偶然にも図書館で読んだ本の著者にして、ドラマロケ地の記事を書かれた方だった!

そこの偶然にもビックリなんだけど、今日の芝居後もマチネだからステージドアではPaulには会えないだろうな、と期待はしていなかった。ドアマンが夜の舞台もあるから写真もサインも出来ないよ、来るなら夜の舞台の後に、としごく当たり前の事を話す。

まぁ、そうだよね?と思いながらもなんとなく待っていると、5分後Paul本人がステージドアから出て来た。Hiと挨拶してすぐに何処かへ走っていってしまった。一瞬でも彼を見れたことに呆気に取られ、え、でも出て行ったら戻ってくるよね?とこれまた当然のように考えて、待ってたら5分後に戻って来た(笑)

今度は、ごめんね。今夜のショーがあるから何もできないんだ、と笑顔でファンに挨拶。手振れしながら動画撮ったけど、頭切れてるし(苦笑)でも、自分の目が信じられないし、まさか本人出てくると思わないし、嬉しさと混乱とアドレナリンが混ざったなんとも言えない、言葉に出来ない感情の渦に巻き込まれ、でもなんとも言えない夢見てるような不思議な感覚になり、一息つくためにCostaコーヒーへ。

でもコーヒーを飲んでも落ち着ける訳がない。アドレナリンが駆け抜けるまま、宿泊先でこれ書いてるけど、まさにエイプリルフールじゃないか?今日は?

滞在3日目にして、Mission Complete?いやいや、まだアイルランドがあるだろ、気が早いよ自分。でもさ、Paul Mescalに会えたんだよ?私が会いたかった、その本人に?

あーもう、時差で眠れないのに、輪をかけて今夜は眠れそうにない。でもこんな幸せなことは滅多に起こらないから、ジワジワ味わいながら眠りにつくことにする。

本当に今回の旅は見えない存在に背中押されてる気がして仕方がない。でも自分から動いたからこその偶然。Serendipity。

今日見かけたサイン。

"Do what you love, Love what you do"

自分を信じる事が大切だね。
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God Save The Queen [Column]

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エリザベス2世女王が2022年9月8日、逝去された。在位70年、96歳だった。
私がイギリス好きなのは、エリザベス女王のおかげでもある。
The Beatlesと接見した時の親しみやすさ。
オリンピックでの007との小芝居。
自身の在位を祝うコンサートでの茶目っ気。
皇室にも関わらず、とても平民に近い感覚。

そしてとてもオシャレだった。
バッキンガム宮殿を内覧したときに拝見した衣装や、
ロンドン塔に飾られている王冠なども素晴らしかった。
女王の逝去に伴い、通貨の絵柄も変わるらしい。。。残念だ。
コインの横顔がエリザベス女王に似てると言われたこともあったのに。

だがエリザベス女王に関して一番興味が湧いたのは、
Netfilxのドラマ「The Crown」を観てからだろう。
私はシーズン1しか見ていないけど、このドラマで一番鳥肌がたったシーンは第2話のラストだった。
(ここからネタバレなので未見の方はご注意を)

1952年2月6日。海外で父親の死を知ったエリザベスが急遽イギリスへ戻ってくる。
祖母であるメアリーからの手紙。


「親愛なるリリベット

あなたがどれほど私の息子を愛し 打ちひしがれているかは察します
しかし その感傷は一時 傍らに置き役目を果たさねば
国中が悲しみに暮れています
あなたの強さと統率力が必要です
私は この目で見てきました
公務と私生活の区別がつけられず滅んだ君主国を
決して 同じ過ちを犯してはなりません
お父様の他にもう1人 別れを告げねばなりません
エリザベス・マウントバッテン
彼女は別の人物と入れ替わりました
エリザベス女王です
2人のエリザベスは対立し衝突するでしょう
しかし常に王位 王冠が勝たねばなりません
どんなことが起ころうとも」


そして、国王の死と新たな女王を報ずる首相チャーチルのラジオ演説。
第二次世界大戦を共に闘ったジョージ6世国王へのお別れと、
イギリスは女王の時代に繁栄する、と予言のようなメッセージ。



「昨日早朝に発せられた国王陛下崩御の報を受け
国中が深い悲しみに打ち震えております
悲しき鐘の音は海をも越えました

この20世紀に溢れかえる様々な喧騒は静寂と化し
世界中の無数の人々がその場に立ち止まり
悲しみを噛み締めています
国王は全ての臣下に深く愛されていました

かつてない危機がこの国を襲ったのは
亡き陛下のご在位中です
この国の長い歴史の中であれほどの侵略と
破滅の危機に陥ったことがあったでしょうか
兄君からの王位を継承後 国王としての重責を
一身に担われました
様々な困難に見舞われたでしょう
しかし その最中も不屈の精神を失いませんでした

最期は死さえも友として迎えました
愛と笑いに包まれた1日を過ごし
愛する者たちとお休みの挨拶を交わし
眠りにつかれた
他の誰もと同じように
神を畏れ敬うことだけを お心に留めて
天に召されました

私は今 美しき過去と決別して 未来を向かねばなりません
かつて高明な女王が君臨した時代がありました
その女王たちの統治下で 我が国は輝かしい歴史を刻んだのです

エリザベス2世は 同じ名のエリザベス1世同様
確たる王位継承者として幼少期を過ごされた訳ではありません
新たなる女王の時代は 人類が破滅的状況でかろうじて均衡を保つ中
大海原へ漕ぎ出しました

私の青年期は 居並ぶ敵のいない揺るがぬ栄華を極めた
誉れ高きヴィクトリア朝でした
再びこの祈りと歌をお捧げすることに 興奮を禁じ得ません
神よ 女王を守り給え」



どちらも重みがあり、胸を打つ内容だった。今でもこのシーンは見るたびに泣ける。
史実かどうかは別として、エリザベスは若くして王位に立ち、70年を全うしてきた。
その重責たるや…想像に絶する。

エリザベス2世女王を失い、イギリスは、世界は、これからどうなるのだろう。
喪った気持ちは言葉にはし難い。
だから、ドラマの台詞を残して置きたい。
王女だったエリザベスが突然背負った重責。
母として、女王として、1人の女性として苦労や悩みが絶えなかったと思います。
ようやく70年の責務から解放され、今は安らかにお眠りください。
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Bridgerton makes me happy [Column]

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新年明けて早々、netflixで日本以外の全世界で話題のドラマ"Bridgerton"を見た。


Jane Austenが好きだから、その時代のドラマは興味があった。でもポスターを見ると、色んな人種がいて、その時代に沿わないキャスティングに違和感はあったものの、期待せずに見始めたところ、あまりに衣装が綺麗、舞台となる邸宅、庭なども目を見張る程の美しさ。


出演俳優は3人ぐらい見覚えあったぐらいで、主人公達は見目麗しい。私の好きなイギリス英語に、アメリカ表現が混ざってるのが気になったけど、結婚前の男女が触れ合うことが許されなかった時代の身体的欲求不満と、女性が自らの人生を選ぶことが出来なかった頃の、女性の意志の強さを強い感じられるドラマだった。


もう初めて見た時から1週間しか経っていないのに、毎日ドラマと原作見返して反芻してる。何故、こんなに惹きつけられるのか?


所謂、鉄板の"Pride and Prejudice"を知っているからこそ、イギリス王道からちょっと遊びが入ったこのアメリカドラマは、幻想であり、憧れであり、この心荒む時代に必要な癒しだからだ。


まず衣装。Ellen Mirojnickが手掛けた7500ものオリジナルの衣装。昔ながらのシンプルなリージェンシードレスに、現代的かつロマンチックで華やかなテイストを加え、とりわけパステル色で彩られた女性達のドレスが素晴らしい。ネックレスやリボンなどもキャラクターにあわせて清楚なものからゴージャスなものまで。使用人でさえ、シルクの生地を使ったようなドレス!


邸宅や庭はイギリス内のロンドン近郊やバースなどで撮影。次回イギリス行った際に訪問したいお宅が増えてワクワクする!


不思議なことにこのドラマを見た後、リージェンシー時代のイギリスの歴史を調べたり、ドラマの英語字幕を読みながら、あの時代の言葉を噛み締めたい自分がいる。


思うにドラマ"Bridgerton"は私自身が小さい頃憧れた少女マンガのような設定に、うっとりするほど美しい衣装、共感できる人物達が散りばめられ、そこにJulie Andrewsのナレーションという最高に素敵な贈り物が含まれている、奇跡のドラマなのだ。


今から200年ほど前のイギリスを舞台に、ちょっとした遊び心を加え、夢のような、こんなにも愛おしいドラマを作ってくれたことに感謝しかない。色んなものに触発され、脳内が幸せのドーパミンで溢れるドラマ。これからも私の中で大切に噛み締めていきたいな。


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Tired Travel, Tired Life? [Column]

約一カ月ぶりの何もない2連休。
遅くまで眠り、昼前に起き、好きなものを食べ、好きなドラマを見て、とグウタラに過ごした。

仕事にテニス観戦にコンサートに、と身体を酷使した結果の40度まで上がった熱を加え、3週間も治らなかった風邪。

それがようやく終わり、久しぶりに週末はゆっくりした。身体、というよりは気持ちが落ち着いて、色々考えることもできた。

他愛のないものだけど、例えば旅について。今年はプライベートではRGとWB、どちらもテニス観戦に終始して、他は何もなかった。

テニスに嵌る前の私は、好きなものに真っ直ぐなのは変わらないけど、詰め込みすぎることはなく、どこかに余裕や時間があったはず。

テニス観戦が嫌いなのではなく、今までのような旅先の発見や、様々な未知なる経験や、マーケット巡りなんかがない、のだ。

たぶんまだ頭が疲れてるのかもしれない。取り留めなく書くが、RGは今思い出しても笑顔になるくらい素敵な体験だった。見るものすべてが新鮮で、ボランティアの笑顔と挨拶が心地良かった。

WBはキャンプに慣れていないせいか、疲れがドッとやってきたし、あまりに短い滞在で時間に追われ楽しむ時間などなかったのが残念過ぎた。

今の今はどこかに旅する気力がないが、何かきっかけがあれば、いいな。頭が空っぽの時はアンテナがよく引っかかるし。

去年のイングランドとウェールズへのドライブ旅のように、憧れの地へ行って、その世界に浸りたい。自己満足でいいのだ。

もう一度、旅への情熱が復活しないかな。本や映画やドラマを見る時間がないからかな?

数週間経って、いつもと変わらない日常を飽きてくることを祈ろう。まずは心と脳の回復を!

Make someone happy [Column]

週末から今日にかけて嬉しい出来事が。

自分自身のことではないのだけれど。

誰かの人生にほんのちょっとだけ関わり、その後忘れられない体験をした2人。

1人は大好きな俳優さんに逢いに、もう1人は大好きな選手を応援しに。

2人はそれぞれ忘れられない体験をTweetしていた。

私はお二人にアドバイスをしただけなんだけど、2人の歓喜のTweetに

自分も追体験をしたような臨場感があった。

時差も距離も超えて。

いつか時間も空間も超えてしまうのか?(まさか

私自身は情熱が奇跡の出会いを引き起こすことを身をもって体験してるから

でもその出来事は一歩踏み出せなかった自分の背中を別の誰かが押してくれたから。

ほんのちょっと、恩返し出来たかな?

Let It Snow [Column]

明けましておめでとうございます。


今朝、木々の間から顔を覗かせる朝日を見ることができました。
その数分後には吹雪が舞っていましたが。
田舎の天気、特に冬は数分ごとに天気が変わる、ということを思い知らされました。

今年は仕事でGWもお盆も帰省出来ず、初夏に友人と旅行に行く際に立ち寄ったきりでしたが、
やはり実家はいいです。

母が亡くなったばかりの数年は、年末に帰っても掃除と食事の支度に明け暮れ、それが苦痛でした。
が、今ではそれも楽しい。新しい献立を試して、自分なりに面白がっています。

こちらの雪はホントに軽くて、舞う、という言葉がぴったりです。
真っ直ぐ下に落ちるのではなく、ひらひら、ゆらゆら、予測しがたい動きをします。
そんな雪を眺めるのに絶好のポイントが台所の窓。4面だからそれぞれの窓に違う景色が映ります。

雪があると暖かく感じる、というのは北国育ちにしかわからない感覚かもしれませんが、
気温がマイナスの世界でもそんなに凍える、感じではないです。吹雪くのは嫌だけど、しんしんと降るのは好き。

もう少し、あったかい雪の世界を楽しみたいです。


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渡英前に。 [Column]

舞台”Hamlet”を観に渡英する前に一応、おさらいをと”100分de名著”を読んでるうちに、なんかこれQueenの”Bohemian Rapsody”に似てないか?と疑問が湧いてきた。調べると同じように考えてる人も多くて。

ただ、3時間以上の舞台劇と、6分の歌では中身の比較は難しいかな。特に最後の”Anyway, the wind blow”と”Let be”はそこまでに辿り着く物語の濃さが違うからなぁ。

ま、なんとなく気になったもんで。
それよりエリザベス朝時代の考え方の一つに、”今日は気分がよくない、ゆえに雨が降っている”に衝撃。現代の”雨が降ってるから、今日は気分がよくない”の間逆な考えだわ。

でも時代背景を知った上でシェイクスピアは読んだほうが面白いし、納得できるから。舞台はあんまり考えすぎないように、言葉の音を楽しみたいな。

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