Miracle of April Fool [Column]
たぶん自分史上最短じゃないか…?
会いたい人に会えたのは。
どこから話そう。
今回の旅のキッカケにもなったドラマ“Normal People"。アイルランドが舞台で主人公2人に共感しまくって、どハマりしたのがつい2週間前の3月18日。
その1週間後、ドラマの舞台アイルランドに行くことに決め、主人公の1人Paul Mescalのロンドンでの舞台チケットも航空券手配と同じ日にした。
そして今日、4月1日。彼の舞台を生で観て、さらに舞台後ステージドアに現れた彼を見る事が出来た。
これがどんだけ凄いことか、言葉では言い表わせない。だって、あり得ないんだもの。
Paulが米アカデミー賞の主演男優賞にノミネート(映画Aftersun)され、3月13日(日本時間)の授賞式のレッドカーペットでの彼があまりに印象的だったので、色々調べたら彼の出世作、ドラマNormal Peopleに行き着いた。
残念ながら3月30日を持って日本での配信は終わってしまったけど、幸運にもまだ配信されてる内にドラマを見終わる事が出来た。30分x12話の計6時間に魅了され、何度も何度も見返して、原作本に脚本まで購入。見事にハマってしまった。
そうなると勢いが止まらなくなって、3年間我慢した海外旅行に行きたくて行きたくてたまらなかった自分のタガが外れてしまい、ドラマを見た2週間後には飛行機に乗っていた。
Paulのロンドンでの舞台、そしてアイルランドでのドラマのロケ地巡り。これが本当にこの旅の重要なものだった。ドラマの中の彼の役は自分の中でシンクロする事が多くて、何故そういう行動をとったのか、何故そんなことを言ったのか、役柄を深いところまで考えることなんて生まれて初めてだった。
だからドラマのロケ地に出向いて、彼らの行動を追い、考えることは、自分の中の深い部分に触れ、今までにない何かを感じる事ができるんじゃないか、単純にそう考えたのだった。
ドラマのロケ地巡りについても逸話がある。
日本語でドラマロケ地の記事(現地では2020年春放送)があり、その時は誰がこの記事を書いたかはあまり気にしなかった。ドラマへの興味からアイルランドを知りたくて図書館でアイルランドについての本を見つけ、すぐにkindleで購入。
その後、実際に行くと決めてからロケ地が首都ダブリンから離れていて、何か良い方法はないかと探していたところ、ダブリン在住の日本人ガイドさんのサイトを見つけた。なんと偶然にも図書館で読んだ本の著者にして、ドラマロケ地の記事を書かれた方だった!
そこの偶然にもビックリなんだけど、今日の芝居後もマチネだからステージドアではPaulには会えないだろうな、と期待はしていなかった。ドアマンが夜の舞台もあるから写真もサインも出来ないよ、来るなら夜の舞台の後に、としごく当たり前の事を話す。
まぁ、そうだよね?と思いながらもなんとなく待っていると、5分後Paul本人がステージドアから出て来た。Hiと挨拶してすぐに何処かへ走っていってしまった。一瞬でも彼を見れたことに呆気に取られ、え、でも出て行ったら戻ってくるよね?とこれまた当然のように考えて、待ってたら5分後に戻って来た(笑)
今度は、ごめんね。今夜のショーがあるから何もできないんだ、と笑顔でファンに挨拶。手振れしながら動画撮ったけど、頭切れてるし(苦笑)でも、自分の目が信じられないし、まさか本人出てくると思わないし、嬉しさと混乱とアドレナリンが混ざったなんとも言えない、言葉に出来ない感情の渦に巻き込まれ、でもなんとも言えない夢見てるような不思議な感覚になり、一息つくためにCostaコーヒーへ。
でもコーヒーを飲んでも落ち着ける訳がない。アドレナリンが駆け抜けるまま、宿泊先でこれ書いてるけど、まさにエイプリルフールじゃないか?今日は?
滞在3日目にして、Mission Complete?いやいや、まだアイルランドがあるだろ、気が早いよ自分。でもさ、Paul Mescalに会えたんだよ?私が会いたかった、その本人に?
あーもう、時差で眠れないのに、輪をかけて今夜は眠れそうにない。でもこんな幸せなことは滅多に起こらないから、ジワジワ味わいながら眠りにつくことにする。
本当に今回の旅は見えない存在に背中押されてる気がして仕方がない。でも自分から動いたからこその偶然。Serendipity。
今日見かけたサイン。
"Do what you love, Love what you do"
自分を信じる事が大切だね。
2023-04-02 04:02
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