Bridgerton makes me happy [Column]
新年明けて早々、netflixで日本以外の全世界で話題のドラマ"Bridgerton"を見た。
Jane Austenが好きだから、その時代のドラマは興味があった。でもポスターを見ると、色んな人種がいて、その時代に沿わないキャスティングに違和感はあったものの、期待せずに見始めたところ、あまりに衣装が綺麗、舞台となる邸宅、庭なども目を見張る程の美しさ。
出演俳優は3人ぐらい見覚えあったぐらいで、主人公達は見目麗しい。私の好きなイギリス英語に、アメリカ表現が混ざってるのが気になったけど、結婚前の男女が触れ合うことが許されなかった時代の身体的欲求不満と、女性が自らの人生を選ぶことが出来なかった頃の、女性の意志の強さを強い感じられるドラマだった。
もう初めて見た時から1週間しか経っていないのに、毎日ドラマと原作見返して反芻してる。何故、こんなに惹きつけられるのか?
所謂、鉄板の"Pride and Prejudice"を知っているからこそ、イギリス王道からちょっと遊びが入ったこのアメリカドラマは、幻想であり、憧れであり、この心荒む時代に必要な癒しだからだ。
まず衣装。Ellen Mirojnickが手掛けた7500ものオリジナルの衣装。昔ながらのシンプルなリージェンシードレスに、現代的かつロマンチックで華やかなテイストを加え、とりわけパステル色で彩られた女性達のドレスが素晴らしい。ネックレスやリボンなどもキャラクターにあわせて清楚なものからゴージャスなものまで。使用人でさえ、シルクの生地を使ったようなドレス!
邸宅や庭はイギリス内のロンドン近郊やバースなどで撮影。次回イギリス行った際に訪問したいお宅が増えてワクワクする!
不思議なことにこのドラマを見た後、リージェンシー時代のイギリスの歴史を調べたり、ドラマの英語字幕を読みながら、あの時代の言葉を噛み締めたい自分がいる。
思うにドラマ"Bridgerton"は私自身が小さい頃憧れた少女マンガのような設定に、うっとりするほど美しい衣装、共感できる人物達が散りばめられ、そこにJulie Andrewsのナレーションという最高に素敵な贈り物が含まれている、奇跡のドラマなのだ。
今から200年ほど前のイギリスを舞台に、ちょっとした遊び心を加え、夢のような、こんなにも愛おしいドラマを作ってくれたことに感謝しかない。色んなものに触発され、脳内が幸せのドーパミンで溢れるドラマ。これからも私の中で大切に噛み締めていきたいな。
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