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Road to Pembury [Documentaly]

昨日は行きたい場所が沢山あった。疲れもあるからと遅めの9時の朝食にしたら朝4時に目覚めてしまったw

仕方がないのでblog書いたり、散歩に行ったり。いやぁ、この小さな教区(パリッシュって、ジェーン・オースティンで覚えたw)には、ミス・マープルが住んでそうな素敵な家や、小さな教会、村の地図に記載された電話ボックス(クラシックな赤で、ぽつんと目立たない場所に置かれていた)だったり、朝からこんなに感激していいの?ってくらい素敵だった。

朝食には他に2組の宿泊客がいて、1組はノーフォークから。旅行の目的を聞くと「歩きに来た」って。ハッ?って思ったけど、この国のフットパス(ハイキングコース)は本格的だから、そうだ!と膝をうった。もう一組は以前はオランダに住んでいて、今はイギリスに住んでる若い夫婦。旦那様はなんと日本を旅したことがあって、弘前!にも行ったことあるって、ビックリ。

行く予定のChatsworthはみんな口を揃えて、1日かかるって言う。私的にはあの階段さえ見れればいいんだけど。B&BのホストNickyに、ジェーン・オースティンファンなの?と行き先だけでバレバレw とりあえず、Lyme Parkが離れているので、そちらを先に。

Lyme ParkはBBC版「高慢と偏見」でMr.ダーシーの住むペンバリーとして登場。何度も繰り返し見たドラマだから、ダーシーが登場する場面は背景とともに記憶に焼きついている。だから、中庭や、ゲートや、外観や、小道まで、Mrダーシーの姿が幻のように見えるw

中庭はゲートをくぐって最初に入ったんだけど、チケットチェックや、奥にショップがあって、ここが、あの中庭とは最初気づかなかったw チケットチェックで振り返った時、あ!ってw

この中庭の階段を上ったところがお屋敷への入口。中を廻って行くと下へ降りる階段があり、その手前で昔の衣装を着たご婦人方に出会った。やはり頭が回らず、なんでここにいるんだろう?とは考えずw 背景に溶け込んでるー、と写真を撮らせてもらった。

で、下へ降りるとワードローブの部屋、とありゴスフォードパークや、ダウントンアビーのように召使い達の部屋だった。中に入ると衣装が並んであり、普通に展示かと思ったら、着てみない?と声をかけられ、着てお屋敷や庭を巡れるわよ。と言われてビックリ!

内心、えええーっ!って思ったけど、素直に着せてもらうことにw やっぱり違和感ありありだけど、さっきのご婦人方に出会え、仲間が増えた、と一安心w ご婦人方からドレスを着ると、気分が違うでしょう?と言われ、いや、そんな余裕ないしw
でも、後から階段を上る際にドレスを持って上がらなきゃいけなくて、その時初めて、あぁ昔の人って大変w とか思いました。

ドレスがダウントンアビー風の現代に近い形だったので、これがジェーン・オースティンのリージェンシードレスだったら、泣いてたかもw 無料なんで、是非お試しを。

お屋敷の内覧を終え、中庭から外へ出ると、一気にBBCドラマ「高慢と偏見」が蘇る。ダーシーがエリザベスを追いかけ、一緒に歩き、見送った、あのシークエンスがありありと浮かんで、もう胸が一杯で、息が詰まりそうだった。

お庭から池を挟み遠景でお屋敷を眺めると、やはりドラマでエリザベスが馬車から見たペンバリーのシーンを思い出す。ショップでドラマの撮影秘話本と、DVD(ファンのくせに持ってないw)と、Mr.ダーシー(コリン・ファース)の絵葉書を購入して、もう満足と言う言葉では表せないほど、夢のような体験だった!

次にいよいよChatsworthへ。もう一つのペンバリー。映画版「プライドと偏見」や、P.D.ジェイムズ原作「高慢と偏見、そして殺人」のドラマ化の際にも、ここはペンバリーとして登場してる。

到着して、納得。あまりに広大過ぎる敷地。特に庭の設備が半端ない。水路に迷路に滝に、噴水に、美しい芝生が延々と広がり、人々は日の光を浴び、人生を謳歌してる(←想像だけどw) 観光客も相当多くて、例の階段のある踊り場は、やはりあの階段なんだけど、どこか違う感じがした。

映画版で使われたMrダーシーの胸像はショップにあることはわかっていたので、パチリ。映画版も大好きだけど、さっきのLyme Parkほどの感動はなかったなぁ。最初が強烈すぎたのか。

この時点でもう17時。本当はHaddon Hall行きたかったけど、17時で閉まるし、翌日12時からなので無理。Hudden Hallは、プライドと偏見やジェーン・エア、エリザベスなどの映画で内装が使われたお屋敷。

じゃ、次行きたい場所、Stanage Edgeへ。ここは映画「プライドと偏見」でエリザベスが立っていた絶壁なんだけど、駐車場への道がなんだか車が私道に導き、車一台しか通れない急勾配な道を選ぶので、あえなく挫折w

でも帰り道、迷ってる間にそれっぽい絶壁があり、Peak Districtの由来は、岩や丘が織りなす自然の絶景が素晴らしいことからつけられている。いまはちょうどヒースが一面にあり、このすぐ北にあるヨークシャーのハワース(嵐が丘で有名)みたいなイメージだった。

あと、道に迷ってる途中でHaddon Hallの前も通って、これは次回また来いよ!と呼ばれたかな?B&Bに戻ってくる頃には夕焼けが空を赤く染め、それに導かれるようにフットパスを歩いてみた。

遠くにThor's Caveと呼ばれる自然の岩が見え、かなり暗くなってきたので来た道を戻る。フットパスは牛さんや羊さんのいる草原を突っ切ることが往々にしてあるので、糞やぬかるみに注意したい。

隣のPubで夕食とペールエールを頼み、和む。金曜日にここに到着して、ちょうど24時間。移動時間に結構時間を取られたものの、満足感で一杯。やはりここに来たかった!という目的が達成できたから。翌日はまたロングドライブで、ロンドンへ向かいます。

ありがとう、Derbyshire。また帰ってきます!



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