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Silence [Documentaly]

パリ 2015年11月13日(金)
この日を忘れることはないだろう。
シャルル・ドゴール空港に着陸する前、夕陽が窓から見えた。
まさかあんなことが起きるとは思わず、美しい街パリに着いたことを歓迎してくれているように思ったのに。
空港からはPER B線で北駅へ。乗っていたのは20分ぐらいだろうか。
Stade de Franceのアナウンスに、ハッとする。あぁ、ここはフランスW杯前に通り過ぎたなぁ、と遠い記憶が蘇る。
車内は市内へ向かうごとに人が溢れてきた。途中の駅から青紫パーカーのフードを被ったままの男性が席に座り、背中が目に入った。フード被ったまま、っていうだけでなんだか不安を覚える。
映画やTVのシーンみたいに、銃を持ってたら嫌だな、って強く思ったのを覚えてる。列車は北駅に到着。その男性含めほとんどの乗客が降りた。
北駅からホテルまでは徒歩で15分ぐらいかかっただろうか。
素敵なホテルで大満足だ、がお腹が空いた。ちょうどサン・マルタン運河沿いに歩けばリパブリック駅周辺の賑やかな場所に出る、と考え散歩がてら歩いてみた。マロニエの枯葉が舞う、暗い道。
サン・マルタン運河の橋の近くのレストランで夕食をとり、まだ20時頃だったので、このまま散歩を続けるか迷ったが、翌朝早いことを考え、ホテルへ引き返した。シャワーを浴び、早めにベッドへ入ったが、夜中過ぎ、普段より強い頭痛で目覚め、薬を飲んだ
いつものクセでSNSを開くと30分ぐらい前に友人から連絡が入っており、パリが大変なことになってる!って。
寝ぼけた頭でニュースを見ると、信じられない出来事。パリで同時多発テロ。



しかも、ついさっき通り過ぎたStade de Franceや、夕食とったレストランの目と鼻の先のバーやレストランで悲劇が。事件が起きたのは22時頃らしい。



信じられない。自分がいる場所の徒歩圏内で。あのまま散歩を続けていたら、と思うと。それ以来ホテルの外の音が妙に気になって眠れなくなった。友人や家族、会社の上司、同僚に無事を伝え、返答メッセージを書いてるだけでも安心してきた。



今回の旅は旅費の関係上、パリ経由でロンドンに入る予定だったので、国境封鎖の報道に、当然の処置、と理解しております。が、夜が明けないと(こちらは朝4時)情報がないので、なんとも言えません。



取引先からのメールを転送にしておいたので、旅行者はパスポートと帰りの航空券を常時携帯するよう案内があったのでそれに従います。一体、朝のパリはどうなっているのか。ほんの数時間前の出来事が全てを変えてしまった。




時折、救急車とパトカーの音が鳴り響く、パリにて。また頭痛がしてきた。



#PrayforParis






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