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Believe by Adam Lambert [Adam Lambert]

青く澄み渡った空に色づいた樹々の葉が映える。ある冬の日曜日の午後。ある歌を聴きながら散歩をしていた。

その歌とは昨日リリースされたばかりの"Believe" by Adam Lambert。Cherの全米、全英でNo.1となり、最大のヒット曲となったあの歌。つい1年前のケネディセンターでのCherのトリビュートの際、披露され、Cher自身が涙した、あの曲をレコーディングして、ついに待望のリリースとなった。

でも私にとっては、10年前、アメリカン・アイドル シーズン8 ハリウッドオーディションで初めて聴いて、Adamのファンになったこの曲。ほんの数秒しか映らなかったこの曲とAdamが頭から離れなかった。



ダンスミュージックをバラードに。AIではアレンジはよくあることだが、このアレンジ、特にバラード好きの私にはドンピシャだったし、Adamの心の叫びのような歌に、心を鷲掴みにされた。この歌がなければ、もしかしたら私はAdamを追いかけることはなかったかもしれない。それほど衝撃的な歌声だった。

1年前のケネディセンターで初めて全曲を聴くことが出来、AIからのAdamファンは感慨もひとしおだろうし、初めて聴いた人々の反響は凄まじいものだったろう。だからこそこうしてリリースされたシングルを聴くことが出来るのだから。

私や昔からのAdamファンはよく言っていた、デビュー前のあの頃、これからAdamはどれだけの人々に愛され、大きな舞台でしか見れない歌手になるのだろう、と。

10年前、アメリカン・アイドルの候補者の一人だった、インディアナポリス生まれのサンディエゴ育ちのミュージカル舞台の補欠だった26歳が、オーディション番組の準優勝を経て、グラミー賞の候補になったものの、2011年伝説のバンドQueenのリードボーカルとなり、それ以来世界中を周っている。

Adamが当初思い描いた世界とは違うかもしれないが、間違いなく彼は誰もがなし得なかった次元にいて、挫折も苦しみも昔以上に経験しながら、夢に見た人達と仕事をし、愛する人々に囲まれている。Adamの幸せが私達の幸せだった時代。あれから10年経った今でもそれは変わらない。

何度も言うけど、私はAdamから言われた言葉で救われ、今の私がいる。彼はその当時の私を肯定してくれた。もうそれだけで充分なのだから。この"Believe"を聴く度に、10年前のあの頃の初々しい気持ちが蘇り、Adamの染み渡る優しい歌声に包まれる。今日はなんて良い日だ。

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