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Lunar and Uranus Eclipse [Documentaly]

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2022年11月8日夜、日本では442年ぶりの天体ショーが見られました。

昨夜、日中人込みと歩き疲れたこともあり早めに食事をして寝ようと思っていました。
時間は18時過ぎで、ちょうど月が欠け始めたときでした。
まだ部屋でうだうだしていた自分、19時ごろちょっとだけ外に出てみようとアパートの通路あたりから空を眺めようと出てみると近所の人たちがピクニックのような形で、ランプを灯しながら空を眺めていました。

最初携帯のカメラを試すも、全然ダメ。次にいつも使っているコンデジでもダメ。
もうこれは自称”月カメラ”光学60倍カメラを持ってくるしかない。
本当はもう売りに出そうと思っていたカメラ、撮ってみたもののまあまあの出来だったので、そのまま撮り続けることに。

月が欠ける最後の部分と月食の始まりをカメラに収め、それでいったん満足したものの、あの赤銅色の月を撮りたくてなんどか試しても、あまりに暗すぎて撮れない…諦めていったん部屋に戻る。

でも、やっぱり、と20時30分ごろ皆既月食の終わり部分からまた外に出てみる。
ご近所様はすでに引き上げた後で、たったひとり暗い中、ついには冷たいコンクリートに腰かけ、ほぼ70度に高さに見える月を撮る。

皆既月食の終わりあたりだったからか少しずつ(といっても全然人間の目にはわからない程度)空が明るくなったのか、カメラもちゃんと月を捉え始めた。

赤銅色から冷たい青く、銀色に輝く月面が見え出した時、本当に感動した。
自分が目にしているものが信じられなかった。ヘッドホンで”The Sandman"の夢か幻かのサントラ聴きながらだったので一層、幻想的だった。

4時間の天体ショーのほんの一時しか見なかったけど、それでも食の始めと終わりを見ることができて本当に嬉しかった。

TwitterでLunar Eclipseと検索してもあまり出てこなかったのは今、夜である日本ならではの天体ショーだったからと認識。

そして一夜明け。せっかくだから撮った写真を大きい画面で、とPCに繋ぎ確認してみると、肉眼ではわからなかった天王星の姿が!しかも青く小さな点で!くっきりと映ってる!とまたまた感動。

ちょっとまだ興奮してるんだけど、日本で皆既月食中に惑星食が起こるのは442年ぶり。(前回は土星食だったらしい)
1580年以来ってことで、何が起こった年だろう、とググったら織田信長存命(2年後に本能寺の変、羽柴秀吉大活躍の時代で、ひゃ~~~マジか!ってなる(語彙

こんな贅沢な時間、自分だけの時間、夢の中で月と自分だけ、のような時間を心静かに迎えられたことに感謝。星空を見上げながら育った自分にとって、田舎以外での天体観測は意外にも忘れられない時間を与えてくれた楽しいものでした。


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One step ahead [Documentaly]

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結局使わなかった参考書(なんて奴w

7月上旬に同僚の半分が解雇され、自分の番も近いのでは…と不安の中で唯一自信になったこととは…。

仮に自分も解雇され、再就職となった時に履歴書に書けるものがない。
旅行業には手に職、のようなものはないので、資格でも取ろうか…と考え、
色々ネットで資格サイトを調べていたら、ふとTOEICというのが目に入った。

あれ?英語かぁ。試しにトライアル20問のテスト(実際の試験は200問)をやってみたところ
何と80%出来てた!確かに仕事で英語は使っていたものの、いやもしかしたら今がチャンスなのかも!
唯一の自分の強みはこれかも!とちょっとすがるような思いもあった。

たかだかトライアルで良点だったから、ってとっても安易なところから始まり、
どうやらTOEICは英語力というより点数を確実に取るために各パート(全部で7パート)のパターンを知ることが大事と分かり、それなら全部学力という感じではないのね、とホッとして1ヶ月半後の試験に申し込んだ。で案の定、約1ヶ月後、実際自分も解雇された訳だが(涙)…。

試験まで時間はあったものの、元来の怠け者な自分は参考書は買ったものの、殆ど手をつけず…。
以前TOEICを受けたことのある友人からはTOEIC受けても意味ないよ、と言われるし(苦笑)
アプリでほんのちょっと英語勉強やっただけで、もう本番の9月になってしまった。何もやってない…。

そんな時、試験の3日前にイギリスのエリザベス2世女王が逝去。
まるで親戚のおばあちゃんが亡くなったようで、TVに釘付けだった。
良かったことはBBCで生の英語を聴けたこと。試験前に耳を慣らしておけてよかった。

試験当日は(喪服のような)黒のワンピースで、ぽっちゃり体型の身体を締め付けることなく(笑)
自分はイギリス人だ!と訳のわからない暗示をかけ(苦笑)臨んだ。

試験会場には30分以上前に着いたものの、もう100人ぐらいいたかも。
1部屋に1000人弱、受験者がいて、来ない席もあった。受験料8000円ぐらい取られるのに…。

制限時間は2時間(休憩なし)リスニング45分100問+リーディング75分100問。
トライアルで苦手だったリスニングのパート3&4、なんとなくコツが分かり、スイスイ進んだ。

ホントだらけて(苦笑)超リラックスして受けていたリスニングとは打って変わり、
リーディングは真面目に取り組んだ。特に長文読解パート7は、何故か内容が面白くて。

TOEICはビジネス英語なんだけど、メールの書き方とか、マーケティングレポートとかかもの珍しくて。
思わず膝打ちたかった(共感した)内容もあって、楽しみながら終わってしまった。

こんなにリラックスして楽しめてしまって、逆に全然出来ていないのでは?と心配になる。
結果は17日後にオンラインで判明する。ゆるく待とう(笑)

で、今日ですよ!ついに結果が!なんと800点越えてた!
満点だと990点(リスニング495点、リーディング495点)なんだが、自分はリスニングが90%、
リーディングが73%だったらしい。文法大っ嫌いな自分だが、とってもわかりやすい(苦笑)

いや〜もうホッとしてる。とにかく履歴書に書ける点数でよかった!(苦笑)
たぶん仕事で英語使ってたし、耳もまだ慣れてる状態で、丁度良いピークで試験受けれたから。

そして後付けではあるが、少し自信にもなる。試験で良い点とっても実社会では単なるスコアであり
活かせるかどうかは別もんだと知ってるし。なんにしても、嬉しいよ!
もうTOEICは受けないだろうけど、英語圏移住に必要なIELTS も試してみようか…なんてな(笑)
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Paris [Documentaly]

夜中1時過ぎ。胃がムカムカして目が覚めた。ロンドンの友人宅では歓待を受け、沢山食べ過ぎたせいだろうか?それとも、昨日からの一連の影響だろうか?いずれにしても、なんだか身体だけあって、心は何処かへ行っているようだ。

昨夜真夜中から一睡もできず、ひたすらネットで情報を調べたり、友人達と連絡を取っていた。パリの朝は8時頃、日が昇る。本当なら蚤の市に行くために早起きしよう、と早めにホテルに戻ったことが幸いだった。家にいるように、というパリ市長の言葉もあり一体どれぐらいの人がそれに従ってるのか想像もできない。窓から見下ろす路地には時折、車が走るだけ。

ただ人はポツ、ポツと歩いている。9時を過ぎた頃には観光客っぽい数人の姿も見えた。お腹も空いてきたので、とりあえず外に出てみようと思った。他の宿泊客はどうしているんだろう?街の人々は?ホテルを出ると右手がサンマルタン運河。あの悲劇の場所へは徒歩7・8分。そちらには行けない。左側へ向かうとメトロの駅がある。蚤の市には行けない、市場やデパートなど不特定多数の場所へは近ずかないよう、外務省の注意喚起にあったから。

一歩踏み出すと、買い物袋を持った男性や親子とすれ違った。会社へ向かうのかコーヒー片手の女性もいた。メトロの駅に近ずけば近ずくほど人に出会う。ひょっとして、みんな出歩いてるの?大丈夫なの?大きい通りに出るとお店も開いてる、普段通りに。もしかしたらみんな努めて普段通りにしているのかもしれないが、少し心が軽くなった。とりあえずメトロのホームへ降りた。一箇所だけ行ってみたい場所があったので明るいうちに戻れば、と。

誰もいないホームをこれほど心細く感じたことはなかった。だがやってきた列車には結構な人が乗っている。また少しホッとした。ホテルを出る前、ロンドンにいる友人にこんな状態では行けないかもしれない、とメールを打っていたのを思い出し、時差1時間のロンドンはちょうど夜が明けたばかりだ。メールをチェックすると、今ならEurostarも動いてる。できるなら今すぐ北駅へ向かい、明日出発を今日へ変更できるか確認してみて!と書いてきてた。

仕事柄、不測の事態にはなんとか対応できるように心積もりはしていたので、列車が動いているうちに、という選択肢はあった。大統領が国境封鎖を宣言していたから、いつどうなるのかもわからない。友人からのメールが背中を押してくれた。すぐに北駅へ向かい、カウンターへ。まだ朝が早いからか数人しか並んでいなかった。シフトで変わったばかりの女性が対応してくれた。

彼女は安心させるように笑顔で心良く日にちの変更をしてくれた。荷物をホテルに置いているので余裕を持った時間帯の列車で取り直しができたので、直様ロンドンの友人へメールし、ホテルへ戻る。安心したのかお腹が空いたので途中、パン屋でパンを購入し、これが焼きたてでどんなに美味かったことか!ホテルの人も1泊で切り上げることに残念そうだったが、仕方がない。スーツケースを持って再び元来た道を引き返す。東駅を突っ切る形で北駅へ向かうが、陸軍の小銃を持った軍人さんに加え、警察も駅の警備にあたっていた。

映画アメリに出てきた階段を登り、北駅へ。実は変更したチケットが時間だけ変わっていて、日にちは明日のままだったので、またカウンターに並ばなくては。50分前よりカウンターは混雑していた。どの人も考えることは同じ。同じ女性が対応してくれて、1本早い列車にしてくれた。良かった!カウンターを出るとすぐの列車に乗り込むようにと放送がかかる。ラッキーだ!出国審査も荷物検査も普段通りだった。イギリス入国審査は色々聞かれたけど、それは仕方ない。

カウンターで発券してから列車に乗り込むまで20分もかからなかった。席に着き列車が動き出すまで、なんだか長かった気もするが、気持ちの問題だろう。定刻通りに列車はパリを出発。2時間15分でロンドンへ。列車でも眠れず、ロンドンのセント・パンクラス駅に着いてwifiがうまく働かず試行錯誤のうえ20分もかかってメールが起動した。友人に着いたことを知らせ、地下鉄とバスで移動。彼らのアパートに着いても気持ちは張り詰めたままだった。

そのままいろんな話をして、食事もして、映画も見た。だが気持ちは晴れないままだ。なんだか逃げるようにパリを後にしたことに、罪悪感を感じる。ロンドンは今、朝の3時。胃痛は治まったが身体はどうだろう?気持ちは?本当はテニスを観るためのロンドンが目的で、パリは寄り道だった筈なのに。まだ、心はパリに置いたままになっている。

亡くなられた方達のご冥福と、ご家族、友人の方達に哀悼の意を捧げます。



#PrayforParis

Silence [Documentaly]

パリ 2015年11月13日(金)
この日を忘れることはないだろう。
シャルル・ドゴール空港に着陸する前、夕陽が窓から見えた。
まさかあんなことが起きるとは思わず、美しい街パリに着いたことを歓迎してくれているように思ったのに。
空港からはPER B線で北駅へ。乗っていたのは20分ぐらいだろうか。
Stade de Franceのアナウンスに、ハッとする。あぁ、ここはフランスW杯前に通り過ぎたなぁ、と遠い記憶が蘇る。
車内は市内へ向かうごとに人が溢れてきた。途中の駅から青紫パーカーのフードを被ったままの男性が席に座り、背中が目に入った。フード被ったまま、っていうだけでなんだか不安を覚える。
映画やTVのシーンみたいに、銃を持ってたら嫌だな、って強く思ったのを覚えてる。列車は北駅に到着。その男性含めほとんどの乗客が降りた。
北駅からホテルまでは徒歩で15分ぐらいかかっただろうか。
素敵なホテルで大満足だ、がお腹が空いた。ちょうどサン・マルタン運河沿いに歩けばリパブリック駅周辺の賑やかな場所に出る、と考え散歩がてら歩いてみた。マロニエの枯葉が舞う、暗い道。
サン・マルタン運河の橋の近くのレストランで夕食をとり、まだ20時頃だったので、このまま散歩を続けるか迷ったが、翌朝早いことを考え、ホテルへ引き返した。シャワーを浴び、早めにベッドへ入ったが、夜中過ぎ、普段より強い頭痛で目覚め、薬を飲んだ
いつものクセでSNSを開くと30分ぐらい前に友人から連絡が入っており、パリが大変なことになってる!って。
寝ぼけた頭でニュースを見ると、信じられない出来事。パリで同時多発テロ。



しかも、ついさっき通り過ぎたStade de Franceや、夕食とったレストランの目と鼻の先のバーやレストランで悲劇が。事件が起きたのは22時頃らしい。



信じられない。自分がいる場所の徒歩圏内で。あのまま散歩を続けていたら、と思うと。それ以来ホテルの外の音が妙に気になって眠れなくなった。友人や家族、会社の上司、同僚に無事を伝え、返答メッセージを書いてるだけでも安心してきた。



今回の旅は旅費の関係上、パリ経由でロンドンに入る予定だったので、国境封鎖の報道に、当然の処置、と理解しております。が、夜が明けないと(こちらは朝4時)情報がないので、なんとも言えません。



取引先からのメールを転送にしておいたので、旅行者はパスポートと帰りの航空券を常時携帯するよう案内があったのでそれに従います。一体、朝のパリはどうなっているのか。ほんの数時間前の出来事が全てを変えてしまった。




時折、救急車とパトカーの音が鳴り響く、パリにて。また頭痛がしてきた。



#PrayforParis






Keep Calm and Carry On [Documentaly]

何かのお告げ?と思えるタイミングがある。出張明けで安い航空券情報が来たり、夢に出てきた人が出るイベントが近々あったり、たまたま教えて貰った選手が気になったり。

全て本人の意図に関わらず、無意識下で起こっていることなのですが、いつも自分の都合のいいように解釈してますww

と、いう訳で。最近気になっているテニス。いよいよ初めて生で観ることにしました!しかも、海外で!当初無帽とも思えたプロジェクトでしたが、あれよあれよという間に、airもstay先も決まり、さあ観戦チケット!の段階で、注文したやつとは違う時間帯のものが送られてきて、ドッキリしてますw

”Keep Calm and Carry On”と自分に言い聞かせてますが、バラバラに購入したチケットも、果たして出発まで届くのか、ギリギリまで気が抜けませんw

それからついでに行こうと思っていた、パリにあるRoland Garrosですが、見学ツアーが行われていないので問い合わせたところ、”現在工事中でコート内には入れません。あなたもこれがどれだけ重要な工事かわかりますよね!”的なメールが来て苦笑しております。

ただ返事がちゃんと来たことに敬意を表し、来年の全仏まで、テニス熱は続かないと踏んでますが(爆 とりあえず生まれ変わったPhilippe ChatrierやSuzanne Lenglen Courtを見る楽しみができたことは確かです。

では。

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It's all about... [Documentaly]

This is all about TENNIS, but I do not know the rules.

昨日の続き。
混乱の始まりは、テニスを何も知らない、というところから。

つまり、テニスの最高峰の試合を、遥々イギリスまで、また高額な試合チケットを購入してまで行く意味があるのか?ってこと。

でも生の試合を一度見たい気持ちは変わらなかった。来年の楽天まで自分の興味が続く自信もなかったし。

ただし!あたし、サーブを何処に入れればいいかも知らない。アンフォースドエラーとか、ウィナーとかテニス用語の意味も知らない。しかも、ボールがただのボールにしか見えない、テニスのド素人なのに、試合を楽しめるのか、が問題だった。

だから色んな人達に意見を聞いたし、ネットで情報を集めたりした。一番参考になったのはプレイヤーの立場から書かれた戦略についてのサイト。そして貴重な友人からのテニスというゲームの本質(勇気)そして、それを踏まえた上で録画のフルセットの試合を見たら、もう本当に楽しくて!

翌日、テレビで気になった色んなことを別の友人に教えてもらって助かったし。まだまだ知らないことは沢山ありすぎるけど、まず見て楽しいか、楽しめるのか、から始めてもいいよね!

この週末、久しぶりに土日の休みで、何かにぶつかっていたんだけど、実はそれはテニスじゃなかった。落ち着いてテニス以外に目を向けたら、原因はこの3ヶ月続いた出張の後遺症で、普段の生活に戻ったことに慣れていなかったからなんだ、と気づいた。やっぱり答えはいつも自分の中にあるんだね。

This is all about... [Documentaly]

This is all about TENNIS, but I do not know the rules.

今まで、なーにも考えずに見ていたテニス。いや、見てはいず、チラ見して(特に錦織君の試合は見てられないので、テキストで確認)いた程度だったのに。

テニスを気にするようになったのは昨年の全米オープン準決勝(錦織vsジョコビッチ)というミーハーですが、以来多くの日本人とともに錦織君の活躍を気にしておりました。

勝敗の勝ち負けだけ、どこまで勝ち上がったか、ぐらいしか気にしていなかったし、基本心臓に悪い試合は見てられないので、友達に誘われて今年の楽天オープンの練習見に行く前も、行って楽しめるのか不安でした。

だからテニスに詳しい知人に出場選手のことを教えてもらい(全然頭に入らなかった、すまん)ながらも、練習見るも写真撮ることに気をとられ、選手の姿ばかりを追いかけていた。

仕事で実戦を見ることが叶わなかったので、その後決勝まで見に行った友人の写真を見ながら過ごしていた時、夢の中にテニス選手が出てきた。写真の見過ぎでイメージが頭にこびりついていたんだろう。

でもなんとなくお告げのようでもあった(気のせいかもしれないが)それからテニスの試合を見に行きたいと考え、イギリス大好きだし、有名どころが全部出るし、見るならファイナルかな、と思った。

はて、私、テニスの何を知ってる?
そう、そこから混乱が始まる。

続きは次回w

Best journey ever! [Documentaly]

実質滞在8.5日、本当に充実した旅だった! 1月のイタリアの旅で事故ったトラウマもあって、ドライブは不安だったものの、日本とほぼ同じということもあり、無事行きたい場所に辿りつけた。

最初に泊まったWattenという村は、それこそ憧れていたイギリスのカントリーサイドそのものだったし、二つのペンバリーも訪問出来た。奇しくも20年前の9/24にBBC版「高慢と偏見」が放送された、という記念すべき年だった。そしてその日、ラグビーW杯で日本が対南ア戦で奇跡的勝利を収め、その日以降、日本人だとわかるとその話題ばかり話されたw

ダービシャーからロンドンに戻り、日本からの友人と落ち合って、シャーロックのロケ地巡りや、バッキンガム宮殿やロイヤルアルバートホールの内覧など、この時期にしか見れない貴重な体験ができ、また1年前から確保していた、ベネディクト・カンバーバッチのハムレットをようやく見ることが出来た。JOJ主演のオペラ座の怪人や、初めて見たビリー・エリオットなど、ミュージカルも堪能。特にビリーはダンスの素晴らしさに、何度もスタンディングオベーション! キャストが素晴らしすぎた!

日本からの友人を見送り、最後は映画「分別と多感」のお屋敷、そしてその近くだったグラストンベリーを訪問後、ウェールズへ。仕事で辛かった時、心の支えになったDr.Whoの展示館へ。最後の日に、ドクターの世界を満喫して、これまた車で30分ほどのシャーロック ロケ地に行き、一路ヒースロー空港へ。

ドライブも終了し、ロンドンでは宿泊先の鍵を失くすというハプニングがあったものの、食事も美味しく、1日意外は天候にも恵まれ、帰国の途へ。これまでの旅の中で最高に楽しかった旅になったのは間違いない!
ありがとう神様!

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Rose #Docotor Who [Documentaly]

ロンドン初日。無事、ダービシャーから渋滞もなく4時間で到着。今回はAir bnbを利用してギリギリzone1いうロンドンの外れあたりの、お部屋を借りる。地下鉄の駅からバスで2つ、徒歩2分。日本から友人の到着を待つ間、この近所にあるDr.Whoのロケ地へ向かう。

Dr.WhoはBBCウェールズの製作だから、ほとんどはウェールズ近郊で撮影されてるけど、偶然にも徒歩20分圏内に、凄く見たかった場所があった。私のドクター(最初に見たドクターのこと)は、9代目クリストファー・エクルストンで、新シリーズの最初シーズンと、10代目デビット・テナントの最初のシーズン、つまりコンパニオンがローズの時(って知らない人にはちんぷんかんぷんな話だろうけど)が一番好きなので、そのローズのお家が、ここロンドンにあり、尚且つ徒歩圏って、なんかご縁を感じてしまうんです!(妄想w

実際その場所に辿りつくと、Lyme ParkのMrダーシーほど胸が一杯にはならなかったけどw もう顔が緩みっぱなし!この場所にTARDIS(ドクターの乗るタイムマシン)がいて、ローズのママやミッキーがこっちから走って来て、とか。とある一角なのに、印象的なシーンばかりで。特に第2シーズンの最初の話、10代目ドクター登場の話は、ここが凄く重要な場所で何処からかTARDISが現れそうな気がして。

日本からの友人とも無事会え、近所で買い出しもでき、99cショップ(いわゆる100均)や、アジア料理の店があったり、疲れた身体には嬉しいことばかり。夜も更けて、暖房が効かないというハプニングはあったものの、(一応ホストには連絡済み)、室内は18℃ぐらいだからなんとか凌いで、2日目の朝を迎えました。今日はSherlockロケ地巡りへ!

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Road to Pembury [Documentaly]

昨日は行きたい場所が沢山あった。疲れもあるからと遅めの9時の朝食にしたら朝4時に目覚めてしまったw

仕方がないのでblog書いたり、散歩に行ったり。いやぁ、この小さな教区(パリッシュって、ジェーン・オースティンで覚えたw)には、ミス・マープルが住んでそうな素敵な家や、小さな教会、村の地図に記載された電話ボックス(クラシックな赤で、ぽつんと目立たない場所に置かれていた)だったり、朝からこんなに感激していいの?ってくらい素敵だった。

朝食には他に2組の宿泊客がいて、1組はノーフォークから。旅行の目的を聞くと「歩きに来た」って。ハッ?って思ったけど、この国のフットパス(ハイキングコース)は本格的だから、そうだ!と膝をうった。もう一組は以前はオランダに住んでいて、今はイギリスに住んでる若い夫婦。旦那様はなんと日本を旅したことがあって、弘前!にも行ったことあるって、ビックリ。

行く予定のChatsworthはみんな口を揃えて、1日かかるって言う。私的にはあの階段さえ見れればいいんだけど。B&BのホストNickyに、ジェーン・オースティンファンなの?と行き先だけでバレバレw とりあえず、Lyme Parkが離れているので、そちらを先に。

Lyme ParkはBBC版「高慢と偏見」でMr.ダーシーの住むペンバリーとして登場。何度も繰り返し見たドラマだから、ダーシーが登場する場面は背景とともに記憶に焼きついている。だから、中庭や、ゲートや、外観や、小道まで、Mrダーシーの姿が幻のように見えるw

中庭はゲートをくぐって最初に入ったんだけど、チケットチェックや、奥にショップがあって、ここが、あの中庭とは最初気づかなかったw チケットチェックで振り返った時、あ!ってw

この中庭の階段を上ったところがお屋敷への入口。中を廻って行くと下へ降りる階段があり、その手前で昔の衣装を着たご婦人方に出会った。やはり頭が回らず、なんでここにいるんだろう?とは考えずw 背景に溶け込んでるー、と写真を撮らせてもらった。

で、下へ降りるとワードローブの部屋、とありゴスフォードパークや、ダウントンアビーのように召使い達の部屋だった。中に入ると衣装が並んであり、普通に展示かと思ったら、着てみない?と声をかけられ、着てお屋敷や庭を巡れるわよ。と言われてビックリ!

内心、えええーっ!って思ったけど、素直に着せてもらうことにw やっぱり違和感ありありだけど、さっきのご婦人方に出会え、仲間が増えた、と一安心w ご婦人方からドレスを着ると、気分が違うでしょう?と言われ、いや、そんな余裕ないしw
でも、後から階段を上る際にドレスを持って上がらなきゃいけなくて、その時初めて、あぁ昔の人って大変w とか思いました。

ドレスがダウントンアビー風の現代に近い形だったので、これがジェーン・オースティンのリージェンシードレスだったら、泣いてたかもw 無料なんで、是非お試しを。

お屋敷の内覧を終え、中庭から外へ出ると、一気にBBCドラマ「高慢と偏見」が蘇る。ダーシーがエリザベスを追いかけ、一緒に歩き、見送った、あのシークエンスがありありと浮かんで、もう胸が一杯で、息が詰まりそうだった。

お庭から池を挟み遠景でお屋敷を眺めると、やはりドラマでエリザベスが馬車から見たペンバリーのシーンを思い出す。ショップでドラマの撮影秘話本と、DVD(ファンのくせに持ってないw)と、Mr.ダーシー(コリン・ファース)の絵葉書を購入して、もう満足と言う言葉では表せないほど、夢のような体験だった!

次にいよいよChatsworthへ。もう一つのペンバリー。映画版「プライドと偏見」や、P.D.ジェイムズ原作「高慢と偏見、そして殺人」のドラマ化の際にも、ここはペンバリーとして登場してる。

到着して、納得。あまりに広大過ぎる敷地。特に庭の設備が半端ない。水路に迷路に滝に、噴水に、美しい芝生が延々と広がり、人々は日の光を浴び、人生を謳歌してる(←想像だけどw) 観光客も相当多くて、例の階段のある踊り場は、やはりあの階段なんだけど、どこか違う感じがした。

映画版で使われたMrダーシーの胸像はショップにあることはわかっていたので、パチリ。映画版も大好きだけど、さっきのLyme Parkほどの感動はなかったなぁ。最初が強烈すぎたのか。

この時点でもう17時。本当はHaddon Hall行きたかったけど、17時で閉まるし、翌日12時からなので無理。Hudden Hallは、プライドと偏見やジェーン・エア、エリザベスなどの映画で内装が使われたお屋敷。

じゃ、次行きたい場所、Stanage Edgeへ。ここは映画「プライドと偏見」でエリザベスが立っていた絶壁なんだけど、駐車場への道がなんだか車が私道に導き、車一台しか通れない急勾配な道を選ぶので、あえなく挫折w

でも帰り道、迷ってる間にそれっぽい絶壁があり、Peak Districtの由来は、岩や丘が織りなす自然の絶景が素晴らしいことからつけられている。いまはちょうどヒースが一面にあり、このすぐ北にあるヨークシャーのハワース(嵐が丘で有名)みたいなイメージだった。

あと、道に迷ってる途中でHaddon Hallの前も通って、これは次回また来いよ!と呼ばれたかな?B&Bに戻ってくる頃には夕焼けが空を赤く染め、それに導かれるようにフットパスを歩いてみた。

遠くにThor's Caveと呼ばれる自然の岩が見え、かなり暗くなってきたので来た道を戻る。フットパスは牛さんや羊さんのいる草原を突っ切ることが往々にしてあるので、糞やぬかるみに注意したい。

隣のPubで夕食とペールエールを頼み、和む。金曜日にここに到着して、ちょうど24時間。移動時間に結構時間を取られたものの、満足感で一杯。やはりここに来たかった!という目的が達成できたから。翌日はまたロングドライブで、ロンドンへ向かいます。

ありがとう、Derbyshire。また帰ってきます!



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