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Mutua Madrid Open 2019 Day 2 [tennis]

5/4土曜日。時差ボケで早朝に目が覚め、Twitterをチェックすると、昨日のピエールとダニールの練習写真を、まさかのダニールがRTしてくれてたことを発見。ちょっぴり嬉しくなった。ダニール練習中、楽しそうだったし、流暢なフランス語で会話してた。

朝、身体はダルいものの、昨日の反省を踏まえ、折角ここまで来たのに、休暇なのに、楽しまなくてどうする!と自分に言い聞かせた。自分の行きたい場所、食べたいものを食べるんだ!と。でも昨日の運の無さに少しでも何かにすがりたくて、近くの教会へ行ってみた。マドリードの守護聖人サン・イシドロ教会。ドアを開けて中に入った時、賛美歌の最後の部分。ハレルヤ〜という言葉が耳に入り、なんだか嬉しくなった。

家族の健康と、ピエールの健闘を祈り、教会を後にし、昨日長蛇の列が出来、気になっていたサンダルのお店へ。開店前なのに、数人並んでいた。オシャレな雑誌では良く見かけるバカンススタイルのサンダル、エスパドリーユ。

お店は所謂問屋みたいな感じで、長いカウンターにスタッフ数人。店内は狭いので中に入れる人数は制限される。色、デザイン、ヒールの高さ、サイズなど、カウンターで告げ、在庫を持ってきたものを試着するスタイル。前に並んでいた方達が英語が話せたので、色々サンダルについて聞いたので、注文もすんなりできた。1足1500円、安かったので思わず3足購入。

サンダルをホテルへ置いた後、行きたかったバルへ。時間前だったので、近くのサン・ミゲル市場(市場というよりオシャレなフードコート)でシャンパンとイカフライ(これが柔らかくて美味いんだ)を食べ、また開店と同時にマッシュルームが美味しいバルでシードルも1杯ひっかけ、腹ごしらえ。さあ、お腹も一杯で、いざ会場へ。

お昼過ぎ、会場に到着。昨日お会いした日本人の方達から地下鉄駅から会場までの近道を教えてもらったので、迷うことなく辿り着く。道路から会場方向を見上げると、例の見れない練習コートの壁が。歴代優勝者(男女単複)の写真が幕に描かれていて、なんで練習見れないんだ、と恨めしそうに壁を見ながら、会場に向かう。

チケット売り場近くの道路から、選手が例の見えない練習コートに向かう姿が見えた。ダビさんは練習が取り消しになったし、ピエールの練習は見れないし、だから今日はピエールの予選初戦に集中。

マドリード大会は食べ物、飲み物、持ち込み禁止。荷物検査(ゆるい)と、次に金属探知機で身体検査(ゆるい)で、最後は機械にチケットのバーコードを読み取らせ、中へ。チケットは印刷した紙を持参した方が良いと事前に行かれた方のblogでチェックしておいてよかった。

昨日、開場時間は長蛇の列だったのに、遅めの今日はガラガラ。チケット売り場を横目に、正面にゲートが見える。その手前、両隣に黒っぽい建物がある。たまたま近くの建物のドアに男性が立っていた。あれ?フェリシアーノ・ロペス?思わず、声に出してしまった。フェリは大会ディレクターになったので、スーツ姿でメガネをかけ、相変わらずカッコ良かった。

中々入り口から動かず、暫くしてから携帯で電話しながら道路に向かって駆け出して行った。もしかしたら一緒に写真撮れるかも?と建物の直ぐ横で待っていようと移動したら、オペルカにぶつかりそうになる。?なんでここに?オペルカはそのままフェリが出てきた建物の中に入る。道路から戻って来たフェリは忙しそうだったから、そのまま見送ってたら、今度は建物から選手達が出てきて、建物直ぐ横の金網フェンスの入り口から練習コートへ向かって行った…。

あれ?もしかして…ここ…練習場の入り口?会場外、しかも建物から金網の入り口は5秒ぐらい。でも金網越しに練習から戻る、向かう選手達が見える。普通の人は気づかないことが多い。だってみんな会場入り口しか視界に入らないから、誰も手前の建物なんて気にしない。まさかこんなところに選手が現れるなんて考えないから。

選手達が出入りしている姿を見ていたら、昨日の状態を考え、会場中に入ったら捕まえるのは至難の業。であれば、ここしかない!ピエールにプレゼントを渡すなら今だ。と練習が始まる2時間前に決意した。

待ってる間、勉のご両親が現れた。思わず声をかけてしまった。ドバイでも決勝まで応援しました!とかいらん情報とかベラベラ喋りまくってしまった…話終わるとご両親は例の建物の中へ。

反対側の建物の日陰で待つこと2時間。ようやくピエールが現れた。久しぶりに見るピエールは息が止まるくらいにカッコ良くて。すでにヘアバンドをしてラケット数本持って現れた。

セキュリティーが見えるところに立ったいたので怪しまれないようにまず、名前を呼んで近づいて行った。顔だけはわかってくれてるみたいで、まずハイファイブ。笑顔だ、良かった、怪しまれてない。で、早速プレゼントを渡し、3月の誕生日用に作ってた手作りのアルバムだ、と伝えるとありがとう、と言ってくれ、最高の笑顔で、ハグしてくれた。今日の試合頑張って!と練習へ送り出した。

良かった!渡せた!スッキリした気持ちで会場へ入る。後で調べると、マドリード大会は再入場不可。だから会場外の練習待ちは、覚悟がいる。でも2時間立ちっぱなしで待ったかいはあった!しかし私の脚は限界。ホッとして、まずベンチで座り、脚を休め、気持ちを落ち着けた。なんとも言えない感情。ぼーっと放心状態。身体が震えてる。

今から考えると、奇跡的なタイミングだ。あの時間にあそこにいなければ、フェリに会わず、練習場の入り口を発見することも、その後ピエールにプレゼントを渡すことも出来なかった。朝マドリードの守護聖人の教会に行ったからかな?スペインの神様がフェリを通じてくださった啓示だったのかも。

ようやく周りが見えてきた頃、そういえばリシャールの練習…と外のコートに向かった。リシャールは今度は高台から見る練習場だったが、昨日よりは動きは良かった。昨日は一つひとつ身体がどう動くか、確かめながらの印象だったので。今日は少し流れが出てきたかなぁ。ククシュキンとの練習、試合形式であのバックハンドを何度も上から眺めさせて頂きました。

まだピエールの試合まで時間はあったので、昨日お会いした日本人の方と再びお会いし、携帯の充電が切れそうで、トイレにコンセントありましたよ、と仰ってくださったので、二人で暫くトイレで立ち話w そうしていると、ブースのユニフォームを着た綺麗なお姉さんがトイレから出る時に、充電器あるわよ、と場所を教えてくれた。なんだ、こんなに沢山会場内に充電器あるじゃんw

マドリード会場は1階と0階(グランドフロア)に分かれていて、入り口入ったとこが1階。右手にセンターコート、奥に第2スタジアムと、第3スタジアム。メインの3コートはどれも屋根付き、トイレもメイン、第2、第3コートに付随してかなりある。11月のデ杯決勝はこの3コートを利用する。この階にはインフォメーションデスクや公式グッズストア、メインスポンサーのブース。ラジオの実況ブースに、テニス用具関連ブースとフードコートがある。ベンチは豊富にあり、フードコートも充実している。それが唯一の良いところ。

0階に降りると、ライトアップされたセンターコートの階段と、サプライヤーのブースがかなりある。そして、試合と練習が行われるコート4から15もこの階を経由する。練習の出入りで選手にサインや写真を求める駐車場の一角もここ。だから建物に近いコート4や、コート5はファン達の騒音が聞こえるし、コンサート会場が近いため、常に音楽が聞こえる。簡易で作られたコートと観客席は、階段の昇降でガンガン音がする。決して選手にとって良い環境とは言えない。

ピエールの予選初戦はコート7の第5試合だったんだけど、進行が異様に遅かったので、かなり進んでるコート4に移動する可能性が高かった。案の定、変更になり、丁度選手入場直前に席につけた。しゃおりんさんが(本来はドバイ用に)作ってくれたピエールの応援の旗を持って迎える。対戦相手のクドラは今年一度勝っているものの、クレーでは初めて。予選第1シードとしては負けられない。19時を過ぎ、残っている試合が少なかったためか、途中から観客が沢山見に来てた。

ピエールのシングルスを生で見るのは実は去年のWB以来、クレーは去年のMC以来。ピエールは現在40位前後。今年はモンペリエ準優勝、前々週のブダペストでSFに行っている。この予選初戦を勝てば、次はTomicかHaaseの勝者。Tomicはジュニア時代から対戦成績が悪いのでHaaseの方がダブルスでも対戦してるし、勝手がわかるかと思ったが…。

クドラ戦を無事乗り切り、沢山のファンに囲まれるピエール。スペイン語も話せるから子供達とも話をしていた。私はそんなピエールの姿をずっと見守っていた。これはピエールが憧れていた光景。ダブルスでキャリアグランドスラムを達成しても、シングルスのこの人気度、認知度に比べたら…。ピエールはもっともっと評価されていいのに。

反対側のコートサイドでもサインや写真に答えるピエールを見ていたら、日本人の方に声をかけられた。後で伺ったら、ピエールを応援してる私を(!)見守ってくださっていたようで暖かいお言葉をくれて、嬉しかったです。

夜、ホテルへ戻ってきたら、体調イマイチの中、直射日光をバンバン浴びて、長旅の疲れなのか、何故か気分も塞いでしまい、ボロボロ状態だった。思わずツイートで呟いてしまうくらい。夜、ピエールはIGストーリーでダニールファンがあげた、ダニールがRTした、私の写真(複雑w)をシェアしていた。ピエールはTwitterはあんまり見ないし、どちらかと言うとInstagram(特にストーリー)をよく使ってる。

つづく
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Mutua Madrid Open 2019 Day 1 [tennis]

5/3金曜日。この日はWTAの予選があり、ATPの選手達は練習のみ。今回色々自分に課したミッションがあった。まず日本で頼まれたものをダビさんに渡すこと。そして自分のものとしては、ピエールへのプレゼントを渡すこと。さらにマドリード期間中に誕生日を迎える勉にプレゼントを渡すこと。

はたしてこの3人の選手は幸運にも初日に練習が入っていて、気持ち的に早くミッションを終わらせて、楽になりたかったのだが、まず最初のミッションに失敗。ダビさんと、ディミトロフの練習をスタジアム2の一番前の席で見ていたのに、ディミトロフ側に座っていたからだった。

見兼ねたカメラマンがスタジアムを出る選手の出口が地下にあることを教えてくれたものの、初日で会場を全く把握していない自分にはちんぷんかんぷんで、とりあえず言われた方向へ行くと、最後までサインしていたディミトロフがスタジアム2の例の出口から現れ、お店が並ぶブースを横切り、選手入り口へと入って行った。

もちろんダビさんは先に入ってしまっており、後から考えたら、そこが唯一のチャンスだった。せっかく頼まれたミッションだったのに、結局最後まで完遂出来ず。その後、このマドリードの大会規定や会場を考えた時、ファンが選手と触れ合う機会が、去年行ったモンテカルロに比べて余りに少ないことに気づいた。

モンテカルロは練習場所はどんなに距離があってもファンが見れるところにある。また練習後、出入り口が分かり易いので、練習が終わったらそこへ向かい並べば(ラファの時でさえ100mぐらい並んでた)ちゃんと会えるのだ。だが、マドリードはまず練習は予定の半分以下しか見ることが出来ない。

まず6面ある公開された練習コートはATP/WTAでシェアするため、基本ATPは殆ど3面だけ。主だった選手は高いところから見下ろすコートにアサインされ、運が良く観客席と地続きのコートにアサインされれば、サインや写真を撮ることが出来るが50cmくらいのコートと観客席の仕切りあり。

また練習の出入りを見ることが出来る通路は、駐車場の一角で人気選手の時間帯にぶつかると、7重ぐらいの列が50mにギッシリ並び、潰されてしまうし、中々選手も近寄らないことが多い。また練習を会場外のコートにアサインされたら見ることが出来ない!

この会場に来るまで、そんな環境であることを知らず、毎日練習が見れる、と楽しみにしていたのに、かなりショックだった。

初日の話に戻ろう。この日は、昨年手術したリシャール・ガスケが今年初めて出る大会で、いつもTwitterで暖かく迎えてくれる世界中のガスケファンのために、リシャールの練習動画をあげたところ、物凄い反響が。ファンだけではなくメディア(le Parisienまで!)に動画が取り上げられてしまった。でもそれだけみんなが待っていた!ってことだもんね。

リシャールの練習終わって、暫くコートサイドで休んでいると、リシャールの練習相手だったアンベール君が忘れ物を探しに現れる。身体細い…でも、彼はこれからフランスを背負って行かなきゃいけない。練習後も沢山の子供達に囲まれていたし、期待してるよ!さて、そのリシャールの後にピエールとハリソンの練習がアサインされていたものの、30分経っても現れる気配なし。公式サイトで確認すると、別のコートでダニールと練習することになり、慌てて移動する。

因みにリシャールの練習コートは観客席と地続きのコートだったから、沢山のファンのサインや写真に答えていた。珍しく写真撮る時ぎこちなくも、笑顔だったから嬉しかったんだね、リシャール。

で、ピエール。コートに入って来た時、これから帰る他の選手のスタッフにコート上にある何かを指摘されてた。ラケットを持ってその場所に来ると…そこには小さな蛇がいたらしい。ピエールはラケットに蛇を絡ませてコート外へ出そうと頑張っていた。ピエールのコーチのサントロは押し出そうとしてたけど、最終的にピエールが上手ーくラケットに絡めて外へ出した。この場面を上から眺めていて、慣れたもんだな、と感心した。よくある事なのかしら?

ピエールがアサインされた練習コートは高台から見下ろす場所にあり、最前列は鉄柵が邪魔だけど、見え方としては中々面白かった。あの独特なサーブフォームをほぼ真上から観る事も早々ない。早速、動画で撮ってみた。いい感じ。久しぶりに生で見るピエール。リールで会って以来半年ぶり。SNSやTTVとかで追ってるから久しぶりという実感が湧かないけど、前々週ブダペストで準決勝進出。前週はお休みで疲れもとれているのか動きは悪くなかった。ダニールとの練習も和やかだった。隣のコートではドミニクとスティーブが練習。その後にスケジュールされていたブノアが早めにコートにやってきて、練習終わったピエールとも笑顔で雑談。ダスコさんはお子様と奥様も一緒に練習に来ていた。

ピエールの練習は無事見れたものの、高台のためプレゼントは渡せず。落として拾って貰うことも考えたが、翌日以降も見れるもんだ、と思っていたので、急いで駐車場の方へ向かうと、ファンが並ぶ列からどんどん離れた建物へ向かって行く。あぁ、この場所では捕まえられない…。第2のミッションも失敗。

最後、勉はピアースとロジェテカとの4人練習で地続きコートだった。観客は私とおじさんの二人だけ。最終的にも4人だけだったよ。面白い練習だった。片方のチームはネット前に2人並びボレーで、片方のチームはベースラインからの10ポイント先取の試合形式。それを何度か繰り返してた。練習直後がJanとミーシャだったので、地続きコートだったのに、勉はJanと話したいだろうなぁ、と遠慮してしまい、勉のお兄さんの力にプレゼントを託した。「お土産ですか?」と日本語で聞かれたものの、思わず英語で、「ちょっと早いけど誕生日プレゼント!」と伝えた。帰り際、勉に手を振ると笑顔で手を振り返してくれた。それが唯一初日にコンプリートできたミッションだった。

初日が終わり、明日のOOPと練習スケジュールが出る。ピエールは本選はAlt2番目で予選からの出場となった。明日は5番目の試合で、試合前の練習は、なんと会場外の見れないコート!えええ!そんなぁ!(ガックリ)

この日のマドリードは、天気が良く日が射せば暑く、日陰は肌寒い。午後は強い風が吹き、寒すぎた。体調や疲れもあったし、ミッションも果たせず、気落ちしていたので、この日の夜は、偶然にマドリードを訪れていた10年来の友人達と。テニスから離れたことで大笑いしながら楽しく食事。大分気が楽になった。

つづく
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Mutua Madrid Open 2019 prologue [tennis]

最初にお断りしておきます。超長いです。途中で寝ちゃうぐらい。
しかも個人的な主観ですから、ご了承ください。プロローグは短いですが、次から長いです。
あまりに長いので写真は貼りません…。


帰国便の機内、浅い眠り気味だった私の膝にポトリと置かれたレキップ紙。あ、私は、本当に恵まれているんだ、と悟った瞬間だった。

何から話そう。今回のマドリードは、出発前からいつもの観戦旅とは全く違うものだった。今年の夏は仕事で殆ど観戦に行けないことは毎日、毎日カレンダーとにらめっこしても、どうにも変えられない現実だったので、モンテカルロへの弾丸か、あるいはGW10連休の間に行ってしまうか、の二択だった。

MCは仕事の事情で諦めることなり、代わりにGWにマドリードへ行くことを決めたのは、出発のほんの2週間前だった。何故そこまでして、行き急いでいたかというと、観戦に行った2月のドバイにピエールが怪我で出場できなかったため、ピエールに会えず、3月の誕生日用に作ったフォトブックを渡したかったから。

ただいつもと訳が違うのは、10連休を休んでおきながら、さらにもう1日休みを貰うことと、同僚はみな出張で、何かあった場合は自分が対応しなくてはならない状況のため、常に会社のメールをチェックしなくてはいけなかったし、不安しかなかった。また出発直前に体調が悪くなり、気持ちも全く落ち着かない状態で、マドリードにやってきた。案の定、到着直後に仕事の電話をかける羽目に…。(だがそれ以降はなんとか仕事の方は何事もなかったから良かった)

つづく
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What is P2H? [tennis]

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モンペリエでの決勝戦の前、Twitter でブルーノ・ソアレスが呟いた。

ピエール=ユーグ・エルベールって何者?(四択

シングルス選手
ダブルス選手
テニス選手
モデル

ダブルスでは輝かしい経歴を持つブルーノはニコと同い年で、言う時ははっきり毅然と言うし、ファンには凄く優しいし、面白いし、ダブルスのATP内や世間での認知度を上げるために尽くしてる人だと思う。彼はニコとピエールのキャリアグランドスラム達成の時もいち早く2人におめでとうのメッセージを送っていた。

そのブルーノからの質問に最終的に6996票が集まる。

シングルス選手 7%
ダブルス選手 22%
テニス選手 39%
モデル 32%

たぶん、この質問は、レキップ紙のピエールの記事を読んで考えられたのかもしれない。
ダブルスのスペシャリストと言われ、ピエールは、「ニコと僕はどちらもシングルス選手で、ダブルスをプレーしているんだ。とても良い内容と結果を出してるけど、そこが最終目的ではない。”テニス選手“の話をしようよ」と答えているから。

モデルは受け狙いだとして(笑)
ブルーノがピエールを気にかけてるのが伝わってきたツィートだった。

そして決勝。ピエールにとっては残念な結果だったが、セレモニーでジョーが悔しさを隠せない表情のピエールにこう語りかけた。「ピエール=ユーグ、おめでとう。君は素晴らしいテニス選手であり、そして素晴らしい人だ。それは君だけに与えられたものだ。」

最後の文は、私が意訳し過ぎ。実際は「誰もが出来ることではないよ」と。デ杯フランスチームの仲間の一人であり、一緒にバカンスにも行った旅友達でもあり、良き先輩のジョーからの言葉は真実を語ってくれてる。

奇しくも対クロアチア戦デ杯決勝で、ルカがもし勝っていたら第5ラバーはジョーなのか、ピエールなのか噂になっていた時、その日の朝ピエールの表情を見て、私はピエールではないと考えた。ルカの試合中に練習からまずジョーがベンチに戻り、ピエールはコートエンドでルカを見守っていた。真相はチームにしかわからない。ただ昨日の試合を見る限り、やはりジョーだったのでは、と思わずにいられない。それほどジョーのフォアハンドは強烈で、ピエール曰くボクシングの試合のようだった。

勝者は一人。そう、あまりにも残酷な現実に打ちのめされそうになるが、今のBIG4ですら、そうした数多くの敗戦を乗り越えて戦ってきた。ピエールは試合から数多くを学び、次戦に活かしているし、自信を持ってプレーできている。今日2/11付ランキングで、自身のシングルスキャリアハイ36位を記録。年始に掲げた目標シングルスTOP30とツアー優勝を目指して、怪我なく頑張って欲しい。

因みに私は投票しなかった。
私の中のピエールはこの中に当てはまらないから。
俳優?ミュージシャン?いえ、
私にとってのピエールは、どんな職業であっても、“最高に愛すべき人間”だから。
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The sweetest man I’ve ever known [tennis]

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Pierre-Hugues Herbert

We started our partnership 4 years ago not knowing at that time where it would bring us and here we are after 17 slams together.

Thank you Nicolas Mahut for sharing the court with me and for all these amazing memories.
Let's keep enjoying our time together and maybe we'll have the chance to add some more trophies to our collection #careergrandslam


今日インスタにあがったピエール=ユーグ・エルベールから、ダブルスパートナー、ニコラス・マウへのメッセージ。どうしてもここに書き残したかった。私が一番好きな二人の写真と共に。


“4年前僕らがペアを組んだ時、17回ものグランドスラムを戦い、キャリアグランドスラムを達成できるなんて想像もできなかった。

ありがとう、ニコ。貴方と一緒にコートに立ち、この素晴らしい想い出を分かち合えることを感謝したい。
これからもずっと一緒に僕らの時間を楽しもう。またチャンスがあったら、僕らのトロフィーコレクションが増えるかもしれないね #キャリアグランドスラム”


何度読んでも泣ける。
特に「これからもずっと一緒に僕らの時間を楽しもう」のところで。

あとどれだけの時間が残されているのかわからない。
ならば出来るだけ2人の時間を楽しもう。
なんて素晴らしいメッセージなのだろう。電車の中で涙が溢れてきた。

そしてピエールは私にも忘れられないメッセージをくれた。

“沢山のメッセージありがとう。いつも力を貰ってるよ“

これを読んだ時、頭が真っ白になった。とてもまともに考えられなかった。
仕事が終わり、帰り道。ピエールの言葉を思い出して、人目を憚らず泣いた。
モンテカルロでの、あの時以上に泣けた。

こんなに優しい人を私は知らない。
こんなに人を暖かく包み込む人を私は知らない。
こんなに愛すべき人に出会えた私は幸せ過ぎる。

もう何があっても、死ぬまで応援する、と心に決めた。
何があっても、絶対に。
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Career Grand Slam [tennis]

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まず初めに、ピエール=ユーグ、ニコラ、全豪優勝おめでとう。そして、男子ダブルス史上8組目の全グランドスラム制覇(Career Grand Slam)の偉業達成、おめでとう!

直近の試合を見ていても、二人のプレーが素晴らしくて、今日の決勝でも、勝利を固く信じていました。

思えば2015年、二人にとってペアを組んでの初めての4大大会はここ全豪でした。あの時はピエール曰く、足を捻挫し、病気もあり、また決勝で敗れてしまったこともあり、あまり良い想い出ではなかったようです。その同じ2015年秋、二人は全米を制し、初めてのグランドスラム優勝を勝ち取ります。

その翌年2016年は彼らの一つの絶頂期でもありました。年の初めのマスターズ3大会連続優勝、夏にウィンブルドンを制し、ダブルスランキング1位と2位になり、年間ダブルス王者まであと一歩でした。

2017年はさらに別のマスターズ3大会連続優勝し、デビスカップでフランス悲願の優勝。翌2018年、フランス人なら誰もが憧れる全仏を制し、キャリアグランドスラム達成まで残すところ、あと1つ、まで来ていました。

ダブルスは第1セットをとっていても油断が出来ません。第2セットやマッチタイブレークで負けてしまうことはよくあります。力が拮抗している場合は、ほんの1.2ポイントが勝負を決めてしまう、ハッキリ言って負けた方には残酷な結末になります。

そんな修羅場を何度もくぐり抜け、4大大会出場僅か17回目にして、全4大大会を制覇してしまった二人には、幸運だけではなく、プレーのスキルの高さと、二人で試合を楽しむ姿、オフコートでも仲が良く本当に家族のような二人の結びつき・絆が、もたらしたもののような気がします。

ニコが試合後、ピエールとの出会いを語ってくれました。たぶんピエールを最初に見たのは、まだ彼がジュニア時代にウィンブルドンでプレーをしている時で、2014年にそれまでのパートナー、ミカエル・ロドラの引退に伴い、新しいパートナーを探す際、間違いなくピエールこそが新しいロドラだと思い、声をかけたんだとか。

ニコとピエールは9歳離れているけど、本当に仲がいい。ピエールがウィンブルドンのジュニア大会でダブルス優勝した翌年に、ニコはシングルスであのテニス史上最長試合をジョン・イズナーと戦っている。ピエールにとってニコは、敬愛し、どんなに劣勢でも、多少ミスしても、どんと構える頼もしい兄貴であり、今も心の支えである。

まる4年以上かけて二人が築き上げた絆が、この偉業を成し遂げたに違いない。ニコは来年の東京オリンピック、ピエールと一緒に出場したいと願っている。ゴールデンスラムがかかっている大会。きっと二人は、2017年2月以来の勇姿を東京で見せてくれると思う。

酷暑のオーストラリアで2週間。シングルスにもダブルスにも出場した二人。疲れも相当溜まっているだろうから、ゆっくり休んで、またフレッシュな気持ち、身体でコートを駆け回って欲しい。彼らは今年はゴールデンマスターズ(全9マスターズ大会制覇)も狙えるのだから。

ニコが優勝スピーチでピエールに"兄弟のように愛してる"と告白し、ピエールは試合後の会見で"ニコが引退するのは、僕が引退した後だよ"って言うくらい、二人は今を楽しんでいる。この素晴らしい時間を慈しんでいる。

何処までも愛すべき二人。願わくば、もっともっと、コートで躍動し、手を重ね、笑って抱き合う姿が見たい。もう十分、伝説のチャンピオンなのに、2人はファンには優しい。
テニスの神様、いつまでもピエールとニコに、二人の家族、二人のチームに喜びと楽しさを与えてあげてください。

ハッピースラムは、ハッピーエンドで終わる。試合後何度も何度も、ピエールの髪や頭に手をやり、抱きよせるニコの姿に、笑顔で応えるピエール。幸せに包まれた至福の時間をありがとう、ピエール、ニコ。おめでとう、おめでとう、何度でも言う。二人とも大好きだよ。


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Nicolas Mahut [tennis]

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1月21日、今日はニコの誕生日。

どうやってお祝いしようか考えたけど、絵も描けないし、写真や動画の編集はもっと上手い人がいるし、私に出来るのはニコとの想い出を綴ることしかできないなぁと。

この頃、懐かしのプリンセス・プリンセスの"M"を聴くと、ニコを思い出して泣けるんです。(特にピエール目線で聴いた時には号泣必須です)ニコも37歳になりましたし、来年の東京オリンピックに来てくれると信じています!

(気を取り直して)ニコとは幸運にも何度か会えていますが、最初は忘れもしない2015年のファイナルズ(ロンドン)、生まれて初めてのテニス生観戦でした。

ニコとピエールのダブルスの初戦が、ピエールの信じられない崩れようで衝撃を食らった数日後、その年は練習コートが3面あり自由に見学出来ていたので、二人の練習をまる1時間見させて貰いました。イタリアからの子供達に囲まれながら。

練習後、ピエールにサインを貰おうと思ったら、なんとさっさと消えさってしまい、呆然としている私に、優しくサインしてくれたのがニコです(笑)

さらに2017年クイーンズでのダブルス初戦、ピエールのまさかの負傷でまたまた衝撃を受けてしまった私が、イーストボーンで再びニコに出会い、2度もセルフィーを撮ってくれたのもニコ(笑)

更にさらに、2017年のデ杯決勝。ニコは何故か私の目の前で(手を伸ばせば触れられる距離で)インタビューを延々と受けているのをガン見した後、またもやピエールにスルーされてしまう私(苦笑)

つまり、ピエールに何度も何度も何度も(苦笑)振られた時に、必ずニコが慰めてくれる(笑)素晴らしい存在。ニコがいなかったら私の人生どうなってたか、ってことを言いたかったんです!(笑)

ニコファンにぶん殴られそうな物言いですが、ピエールにとってはなくてはならない人であり、彼なくしては今のピエールはいません。

ダブルスでの落ち着いた兄貴ぶりや、試合後沢山のファンにサインやセルフィーを撮ってあげる優しいニコ。反面、シングルスの試合では、激しい感情を表に出し、闘争心溢れるニコ。

クイーンズでのシングルスで、コイントス前、フランス国旗を見せながら、手を振ったら、にこやかに手を振り返してくれたニコ。2018年デ杯決勝後のパーティーでは、カジュアルながら全身黒のシックな服装で、ジェレミーと共にベスト・ドレッサーに認定したいくらいでした。

あの伝説のウィンブルドン18番コート裏に飾られているテニス史上最長試合のプレートを何度か見ましたが、昨年初めてあの18番コートの観客席に座った時、動画でしか見たことのないあの試合が蘇ってきて、鳥肌と涙が溢れてきました。

ウィンブルドンは芝が得意なニコにとって、ジュニア時代優勝したこともある想い出の場所。そして2016年ダブルスで優勝した忘れられない場所。ウィンブルドン博物館に飾られた、あの最長試合のパネルは涙なくしては見られません。

ニコは既に伝説のテニス選手です。フランス人として、歴史上初めての男子ダブルスによるキャリアグランドスラム(全グランドスラム優勝)を目指し、今まさにオーストラリアでピエールと共に戦っています。

私に出来るのは、応援することと、彼らを信じること。きっと彼らはやってくれる。

ニコ、お誕生日おめでとう。
いつもニコが使うハッシュタグ #onlacherien (諦めない)のように、ニコらしく、後悔なく戦ってください。
ニコを愛する全世界のファンのためにも。
家族のためにも。
そして唯一無二のニコ自身のためにも。

Allez! Nicolas Mahut! On lache rien!
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Merci, Nico. Merci, Pierre. [tennis]

”Merci”
今朝、駅で”Merci(ありがとう)”と書かれたエコバッグを抱えた女性を見かけた。まるで何かのサインのように。

普段からこんな風に、突然お告げのように何かが現れることがある。答えはすぐに見つかるものもあれば、長い間悩みに悩むときもある。

自然や偶然が教えてくれる言葉やインスピレーションは、だいたい頭が空っぽの時にやってきて、たぶんそういう時にアンテナがピン!と感じるのかも。

今朝の言葉は、”Merci”だったから、デ杯でフランスを応援してたこともあって、シンプルに”ありがとう”っていう意味、人生に感謝、かな?と思ってた。

そして仕事も終わりかけの夜、メールをチェックしたら、twitterからのお知らせが。Pierreが、likeを押してくれてる。

それは、デ杯2日目、ダブルスでフランスが準決勝進出を決める試合が終わった際、Nicoが真っ先にPierreに駆け寄り、抱き締めたあの写真だった。

家への帰り道。その意味を考えながら、涙が出た。

怪我で出場出来ないPierreにとって、観客席から応援することしか出来ない自分に歯痒さや、葛藤があったと思う。

大事な試合に、重圧の掛かった大一番に出れない悔しさ、Nicoが、Julienが、Lucasが、Jeremyが、あんなに頑張って結果を出してるのに。

自分もあそこに立ちたい。国を背負いたい。フランスの、自国の大観衆の前でプレイしたかった。怪我さえなければ。

怪我で自分にはどうにもできない時、悩んで、一生懸命やっても結果が出ない時、誰もが味わうあの心の苦しみを、Pierreも抱えていた。

NicoとJulienが勝負を決めた時、関係者もファンも、歓喜の渦にいた。皆が拍手して、喜びを爆発させて、笑顔でNicoとJulienを迎える。もちろんPierreも興奮して、夢中になって飛び上がっていただろう。

その時だった。NicoがJulien、Yannickと抱擁した後、向かったのは、Pierreだった。真っ直ぐにPierreに向かい、がっしりといつも以上に背中と頭を叩きながら、耳元で何かをPierreに伝えたようだった。

会場にNicoコールが響き、Pierreはそっと抱擁を解こうとしたけど、NicoはしっかりPierreを抱きしめていた。二人の間に言葉はなかったかもしれない。でもNicoの行動が全てを語っている。

ほんの数秒の出来事。映像でもチラっとしか映っていない。だが、誰もが二人の姿に感動していた。

試合から数時間後、デ杯の写真ライブラリーにこの写真があがった。あの瞬間を捉えた素晴らしい写真。二人の想いを汲み取った、心に残る写真。

この写真を見る度に、二人が愛おしくなる。涙が出るほどに。ダブルスペアにずっとはないから、この二人がペアでいる限り、声が枯れるまで応援し続けていたい。

ありがとう、Nico
貴方のおかげで救われたのはPierreだけではないよ。私も救われた。
ありがとう、Pierre
貴方のおかげで私は一生懸けて、応援できる人に会えた。
ありがとう、貴方達に会えて、本当に良かった。


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Allez [tennis]

今朝、錦織くんの試合が始まった直後、気分が悪くなり、仕方なく休んだ後知った敗戦。
こういう時はテニスから一時離れたくなる。

折角の3連休、1月からずっと週末は仕事が入り、まともに休めてないんだから、自分のために使わなきゃ。

気分を変えたくて、現実逃避したくて、映画を見ることにした。フランスのラブコメを何気なしに見た。フランス語が聴こえ、フランスの街並みが見えると、心の中に疼いていたものが膨れ上がってきた。

デ杯のフランス戦を見に行って以来、フランス語を習いたくて色々探していたが、欲しい本は絶版だったし、行きたい教室は日程が合わず、と中々すんなりいかない所があった。

でも今日はなんとなーく、都内のフランスっぽい場所と検索したら、フランス書籍専門店が出てきた。時間あるし、ちょっと行ってみようか、という気になった。

小さな街角の書店で入るといきなりフランス語が聞こえた。フランス人親子が店員さんとお話ししてた。中に入りたかったので、Pardonと声をかけたら道をあけてくれた。
なんか本当にフランスにいるみたいだ。

小さな本屋ながら天井までびっしりと本が埋まってる。で、まず目に入ったのは映画関連の棚。そこで、まさかの絶版だった本を見つけた!映画「アメリ」のフランス語脚本。

ワクワクが止まらなくて、奥へ進むと日本語でのフランス語教本が並ぶ。その中からいくつか手にとってみたが直感で面白そうなものを数冊買うことにした。

もうすっかり錆びついたフランス語。昔々たった数か月しか習ったことないけど。前にイタリア語を習った時、頭がフランス脳になってて、何度も修正された。同じラテン語系だから似てるのよ。(苦笑

パリを訪れる度にフランス語を話せたら、というシチュエーションが幾度もある。結構三日坊主な自分だけど、今回は長い目でやってみようかな、フランス語。テニスのフランスペアのためにも(笑




The Day We Won Wimbledon [tennis]


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TwitterでJohn Hurtの訃報を知り、彼の出演作の一つを見終わった後、再びテニスに溢れるTwitterに戻った時、ひとつのtweetを見つけた。

David Low
With the sad news of the passing of John Hurt, reminded that he narrated, beautifully, 'The Day We Won Wimbledon.

https://twitter.com/davidlawtennis/status/825157089953591296

Podcastタイトルに興味を惹かれ、思わず聴いてしまった。1時間ずーーーっと英語の喋りだったが、もう最初から涙が止まらなかった。

2013年夏、テニスの4大大会の一つ、最も歴史あるウィンブルドンで、77年ぶりに地元英国の選手が優勝した。

物語は英国選手フレッド・ペリーが最後に優勝した時代から始まり、2013年夏決勝戦の朝、あの3時間の激戦を1セットごとに、アンディ本人や、家族、友人、センターコートの観客席にいた俳優ジェラール・バトラー、TV中継をしていたメディア、コート外やTVで観戦していた人々の声を場面、場面で繋ぎ、素晴らしい臨場感を味わえる番組になっている。

もうみんな、1人ひとりの声が感慨深く、1stセットで起きたアクシデントや、ラリー間の息詰まる緊張感や、マッチポイントの心境など、みんなの心が一つに向かっていく疾走感と、ありとあらゆる感情のうねりを如実に感じた。

このラジオドキュメンタリーは、2013年の冬に放送されたもので、ナレーションをJohn Hurtがつとめた。ちょっとハスキーな彼の声は優しさに溢れ、時に威厳に満ち、この素晴らしい物語の語り部として相応しい声だった。

私自身はこの試合を見たことはないが、Wimbledonは知っている。去年の記憶がありありと蘇り、センターコートや、ショップや、丘の上の観客席や、駐車場(笑)が浮かんできて、自分もその場にいたかのように聴いてました。

そして、全豪の決勝前日を控え、GSの決勝の凄さや、選手への重圧、周囲の期待、当日の興奮をこのラジオドキュメンタリーで味わえたことにより、益々、テニスに対して畏怖の念を覚えました。

それと同時に、どんなに観るのが怖い試合でも、しっかと目を開けて観るべきだ、と小心者の自分に言い聞かせました(笑

明日の決勝戦、どのような結果になっても歴史に残る戦いになるのは間違いないでしょう。両選手にとって怪我なく、悔いなく、終われるよう祈るとともに、この試合もまた伝説の一つとなり、このような素晴らしいドキュメンタリーが聴けたらいいな、と願っています。





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